高ーーーい保険の話

アメリカは世界一医療費が高いです。

先日、お隣さんが目のトラブルで夜間の救急にかかり、

目薬を処方されて帰って来ました。

きちんとした保険に入っていても5千ドル近い請求だったそう。

 

一説によるとアメリカは盲腸の手術で$36万(400万円くらい)。

病院にかかった場合、一日で平均$3,949(44万円)、

入院の場合一日平均が$15,734ドル(177万円)。

そりゃあ妊婦も出産したら早々に退院する訳です。

 

WikipediaによるとヘルスケアのコストがGDPの16.9%だとか。すごい産業ですね。

国民は一人に年間1万ドル(本日のレートで112万円)を医療費にかけているそう。

 

さらに訴訟も多いです。

数年前に近所の病院が医療ミスの裁判で

22ミリオン(今日のレートなら24億円ほど)の支払いを命じられました。

 

という訳で、当然医療保険も高くなります。

どれくらいが平均なのか、保険は公立ではないので

会社やプラン、住居地にもよって値段が大きく違い複雑。

ウェブによって平均額にばらつきがありますが、見つけたのはこんな感じ。

 

PPOという

(スタンフォードの病院とかはこのプラン以上の保険に入っていないといけません)

安くない方のプランの昨年の平均で毎月一人567ドル(6万3千8百円)。

 

これが六人家族とかザラなアメリカでどれだけの家庭の負担になっているか。

実際に保険無加入の人も多く、

風邪ひいた子供を出歩かせるとおもむろに嫌な顔をされます。

 

これだけ払っているのにさらに病院ではCopayだのOut of pocketだの何だのを払い、

後からやっぱり保険がおりませんでした〜と請求書が届きます。

しかも一ヶ月以上も後の忘れた頃に。

 

我が家は近年ブランド保険会社から安売りの保険会社に変えました。

日本人の家庭医はカバーされないし、

カバーされる病院に行っても保険率が低いので、もう極力病院は行きません。

本当に万が一の支払えないくらいの事があった時のための保険です。

 

子供が旅先で病院に行きたいと行った時も

カバーエリア外だったので我慢させました(涙)

 

安売り会社でもまだまだまとまった額の出費なのです。

昨年も大きく値上げされました。

 

そして少し廉価な保険を提供してくれている会社からお手紙が届きました。

 

”来年からは30%値上げします。”

 

どうなってるのぉ????????

 

オバマケアにかこつけて去年保険会社は一斉に値上げしたじゃない!

この影で儲けているのは一体誰?

 

思い切ってブランド保険に戻りもっとカバーを受けるか、

さらに割安の全然効かない保険会社にするか。

とにかく我が家の健康保険は替え時なようです。