高値更新中!2018年パロアルトの住宅販売リポート

物価上昇が止まらないシリコンバレー

その中でもパロアルトの住宅価格はまだまだ上がり続けています。

下がった事がないそうです。

 

ちょっと前に2億4千万円の邸宅?をご紹介しましたが、

本当にびっくりです。

(この話題になると頭の中では

♩億千万〜おくせんまん🎵と郷ひろみの歌がぐるぐる駆け巡ります。。。。

しばらく離れない。。。。)

 

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

今日は不動産屋さんがまとめた2018年のリポートをご紹介します。

 

⭐️2018年、パロアルトの住宅販売の平均価格は

 

3,774,713ドル!

 

本日レートで414,757,915円、四捨五入して4億1500万。

記録的高価格を更新!!平均ですよーーー。

 

⭐️1.5ミリオン(およそ1億6千500万)以下の物件はありませんでした。

 

パロアルトの家は土地の最大制限があるので

(パロアルトヒルズと呼ばれる部分を除く)

20ミリオンを超えるような物件はまず出ません。

それでも人気は不動で、坪あたりの単価にすると、

この辺りのどの豪邸街よりも高い価格を維持しています。

 

⭐️そのうち半分以上の67%の家が公示価格よりも高い値段で売れています。

 

こちらの住宅販売は個人売買です。

だから買う人がいる限り、値段はどんどん上がり続けます。

 

⭐️売り出し期間の平均は10日間。

一週間ちょっとで

1.5ミリオン以上のものが売れてしまうという恐ろしい状況です。

 

普段スーパーでこっちの方が50セント安いけどどうしようとか悩んでいる私。

あまりにも違う世界ですね〜。

 

いい物件の場合は複数の人での奪い合いになりますから、

公示価格よりも高い値段をつけたり、

即決キャッシュで買ったり、何かアピールをしなくては購入できません。

買い手側がローンの場合、時間がかかるのは不利なため、

あらかじめこれだけローンが組めますという資料(preapproval)を

ブローカーに用意してもらって

それなりの準備をしてから買いにのぞまないと他の人に取られてしまいます。

 

 

売り手と買い手がそれぞれ不動産屋さんをつけて販売交渉するのが基本。

不動産エージェントは大体6%の手数料を取りますので、一件売れたらウハウハです。

だから彼らは豪華なカタログやウェブサイト、ビデオなどを作り、

素敵な家具をごっそり運び入れてステージングという作業をし、広告し、

手間暇かけて売り出します。

 

中には不動産を介さずに個人で売り買いをする強者や、

相手側の不動産エージェントに2%払うからうまくまとめてくれと

頼み込む人などもいます。

手数料の安い企業も現れました。

 

パロアルトのここ数年の年間セールス数は350件前後で変わっていません。

シリコンバレーの人口が増えているにも関わらず、

住宅数はそんなに変化がない=住宅不足状態が続いているという事なので、

まだまだ住宅価格は強気な状況が続きそうです。