アメリカの大学受験・・・2021年、受験は加熱していた!
これまでに
多くの大学がテストをオプションにしている動きをお伝えしてきました。
パンデミックでまともにテストが受けられなくなる前からの現象でしたが、
コロナが決定打になった感じです。
これが受験戦争にどう影響するのだろうと思っていました。
テストスコアを出さなくていい
↓
受験者が増える
↓
競争率が高くなる
という結果に落ち着いたようです。
それも親が大学を出ていないfirst generationと呼ばれる人たちや
テスト代が負担になっていると言われていたような家庭からの入学が増えたようです。
大学としては理想的な結果なのでしょう。
The Common Application(通称コモンアップ)という
大学受験に使うオンライン願書のデータによると
first generationの受験が昨年より11%増えたとの事。
コモンアップを使わないUCでも受験者は増加、
UCLAは28%アップで14万人近い受験生〜〜〜〜〜ひょえー
2018年にテストオプショナルを宣言したシカゴ大学では
今年35〜40%の学生がテストスコアを出しませんでした。
ニューヨーク大学の受験者と合格者のほぼ半分が
ペンシルベニア大学(通称Uペン)受験者の26%も
スコアを提出しなかったそうです。
(Uペンに替え玉を使ったテストスコアを提出したと言われるトランプ元大統領も
今の時代なら何もお咎めなかったのにね。)
MITの受験生は何と66%の増加!!
コロンビア大学が51%
ハーバードが42%
ダートマスやUペンは33%の増加です。
結果は、
ハーバード大学の合格率は昨年の4.9%から3.4%に、
コロンビア大学が6.1%から3.7%、
MITが7%から4%、
プリンストン大学が5.6%から4.0%という具合で
さらに狭き門となっております。
MITでは黒人、ラテン系、ネイティブアメリカンの学生が少し増えて26%。
都会にあるシカゴ大学は郊外からの学生が増え、黒人17%、ラテン系19%に。
プリンストン大学のfirst generationは昨年の17%から今年は22%に、
ダートマスは17%で過去最高となったそうです。
これは速報値ですよ。
アジア系に関しての記述はありませんでした。
いずれにしても今年の受験生にとっては苦しい結果です。
詳細はワシントンポストにあります。