アメリカの大学受験・・・SAT Subject

アメリカの試験対策に必要なテストは種類が多く

最初は名前を覚えるのに一苦労でした。

我が子はPSAT、SAT、そしてSAT Subject、APとテストを受けています。

SATが主要な共通テスト、PSATはPreliminaryのSATという事でSATの前に受けるもの、

SAT Subjectはサブジェクト・項目、教科ごとのテスト、

APはオプションで高レベルのテストの事です。

 

サブジェクトには

Chemistry・科学

U.S. History・アメリカの歴史

Italian・イタリア語

Math Level 2・数学 レベル2

などなど20項目のテストがあり、800点満点で採点されます。

 

大学に堂々と送れるスコアは650点以上、

競争力の高い学校では700点あるいは750点以上と言われています。

 

SATは全部で4時間くらいかかる大掛かりなテストなのに対し、

SAT Subjectは1時間と気楽。

うちの子はMathで予約したけど

当日他の教科に変えてもらって受験する事も可能でした。

 

LIterature・文学など受験者の多い科目はSATと同じ日に年7回試験が開催されますが、

Japanese・日本語のようにマイナーだと年に1回しかチャンスがありません。

またSATテストとSAT Subjectテストは同時に受けられないので

違う月に受験しなくてはなりません。

中には受験に必要な用具を忘れてしまったため

会場へ行ったけど受けられなかったなどと言う子が出てくるので

余裕を持ってスケジュールをたてる必要があります。

 

テストオプショナルとテストスコアが必須ではない学校が増えている中、

このサブジェクトテストは受けなくてもなんとかなる学校はもっと多いです。

一方でこのsubjectを3つ要求する所もあるので、

土壇場で受験できなかった〜と言う事にならないように

なるべく早めに調べておきましょう。

(これは自分への教訓です。

うちの子は志望校が定まらず常に変わり続けたので、

subjectが足りなくて受けられない所があったり冷や汗ものでした。)  

 

数多くあるサブジェクトの中からどの科目を選んだらいいのかというのは

戦略のたてどころ。

理系なら数学と理科の項目を1つずつ要求される事が多いですし、

文系でも数学を送れという所があります。

自分の専攻したい分野の科目を選んで送るのが一般的だと思いますが、

中にはバランスの取れた所を見せるために違う分野を選ぶ人もいます。

 

日本人だからJapaneseを選ぶ人も多いですが、

多くの人がもっと難しいレベルのAP Japaneseのテストも受けているので

Subjectテストの日本語のスコアを送るのに意味があるのかどうかは疑問です。

うちは送りました。。。

しかもAPよりずっと評価が低くて、多くの学校には隠したかったのですが、

間違えて志望校全部に一括送信してしまい、取り消せませんでした(涙)

これも母が子供をせかしてしまったせいであります。。。

 

カレッジボードのウェブサイトにもしっかり

”送ったものは取り消せません”と書いてあります。

皆さんは丁寧に送って下さいね。。。