学校が貸し出すラップトップとプライバシー
パロアルト学区では小学生からインターネットを使った授業が行われ、
中学や高校ではクロームブックを生徒に無償で貸し出しています。
その数はすでに5500台近くになっているそう。
さらにiPadやMac book、デスクトップパソコンを貸し出している学校も
多数あります。
参考までに過去記事はこちら。
siliconvalleyway.hatenablog.com
歓迎する親もいれば、我が家のように子供のスクリーンタイムを制限した親もいます。
ネットに接続しないと宿題ができないし、
宿題で使うウェブサイトも先生によってまちまち。
ペアレンタルコントロールをかけていると
しょっちゅう設定を変える事になって面倒臭いです。
我が家ではその時だけ、私のラップトップを使わせたりしてますが、やっぱり不便。
2週間ユーチューブ漬けになってしまった中学生などもいます。
〜ピコ太郎が人気になったのにはこんな背景もあるのかしら?〜
という事で、間も無く親たちが子供のアクティビティを監視できるようなソフトが
インストールされることになりました。
それだけで1万ドル以上かかるそうです。
寄付の多い文化だけど、しっかりビジネスしている所はあるんですね。
今回使われるソフトはその名も”セキュリティー”というサンノゼにある会社。
当然、高校生などからプライバシーの侵害だと反発が出ていますが、
学校が貸し出すものですしね。これは仕方がない。
今後も親たちとセキュリティなどを考える話し合いが予定されていて、
いろいろな対策が立てられるみたいです。
興味のある人はいつでも話し合いに参加して意見を言う事ができます。
試験的に始まったデバイス貸し出しプログラムも
こうやって少しずつ定着して行くのでしょうね。