起業家の街で起業した中学生

シリコンバレーはスタートアップカンパニー、起業のメッカとして有名です。

次々と色々な会社が立ち上がってはどこかへ消えています。

ダウンタウンの銀行では毎日複数の会社が銀行口座を開設していくが

多くは儲けていないと昔、担当者が語っていました。

 

そんな中で、この夏、中学生がビジネスをスタートしました。

とある女の子が自分で化粧品クリームを作って販売し始めたのです。

子供が同じ学校なので、広告はすぐに耳に入ってきました。

最初はソーシャルネットワークから。

道端で子供がレモネードを売るレモネードスタンドを見るような気持ちで

眺めていました。

もちろん親の援助があったものと思います。

商品を作るのにも中学生じゃ材料費すら出せません。

 

この子の偉い所は

健康にいい化粧品を広めたいと自分の考えをしっかり入れて宣伝していた所。

長いメッセージでしたが、全部読んじゃいました。

 

さらにウェブサイトを作り、そこで販売を始めました。

 

たまげた事に

近所のスーパーマーケットに化粧品販売のコーナーを作ってもらっていました!

この交渉も(親が?)したのでしょう。

親であれ子であれ、この行動力には脱帽です。

 

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中学生社長が売り出したクリーム

肝心の商品はと言うと、まさに手作り感満載のナチュラルな香りを配合したもの。

おばさん、ちょっと意地悪かもしれませんが、ベタつきます。

値段は小さいものが税抜きで3ドル99セント、大きいものが9ドル99セント。

強気です。(今は円高ですね。換算すると424円と1063円です。)

 

写真の物がほぼ2ヶ月経った今、間も無く売り切れようかとしています。

きっとメッセージを読んだ優しい人が買ってくれたのでしょう。

ウェブサイトの方はと言うと、クローズしていました。

新学期が始まって、学業に専念するのでしょうか。

 

収支はわかりません。

それから商品として売り出すにあたって諸々の許可がいると思いますが、

その辺をどうしたかもわかりません。

労力を考えなければ材料費くらいは賄えたのではないでしょうか。

 

成功か失敗かというよりもこの行動力が素晴らしいと思うし、

ここから彼女が得た経験はまさにプライスレスでしょう。

世の中の優しさと厳しさの両方を体感できたと思います。

 

レモネードスタンドは食品衛生法やら税金やら無許可でするので、

本来なら警察はそれを取り締まる立場ですが、

パロアルト警察はメッセージを送ると警官がジュースを買いに来てくれます。

 

子供達に社会勉強させてあげられる環境というか余裕が

こうやってビジネスセンスのある若者を育てていくのですね。