Graduation party・・・卒業パーティー

アメリカは本当にパーティー文化だと思います。

学校を卒業したら、誕生日パーティーと同じようなノリで

Graduation Partyがそこかしこで行われます。

卒業式が終わった直後やその近辺の週末に集中していました。

しばらくすると皆さんバカンスに出てしまって集まるのが難しくなります。

 

誕生日のようにみんながギフトを持って集まり、

お返しの品が用意されるパターンが多いです。

この時期、お店に行くと、卒業式の帽子をかたどったグッズや

"Class of 2019"などと書いた卒業グッズが置いてあるのですが、

背景にはこういうお祝い文化があるのですね。

大きな家やプールなど子供達が集まれる家では

数名分のパーティーを合同でやっているパターンもあります。

この時期のパーティーはアルコールやドラッグがあるのではないかという噂です。

過去に事件もありました。

また夜中まではしゃいだりマナー違反があって警察が呼ばれる事もあります。

ハーバードに進学中の友達のお兄さんもパーティー中に警察が呼ばれ

冷や汗かいた事がありました。真面目な子だって普通にパーティーに参加してます。

 

大学で寮生活になったらそれこそ大人の監視がなくなるので

教育熱心なこの辺の親でも

親の目のある内に多少経験してもらってもいいような雰囲気。

目をつぶっている感じ。大人が差し入れるという噂も有り。

私はアメリカの大学を出ていないのでわかりませんが、

日本人の感覚からしたら風紀はもっと乱れているという噂です。

さすがマリファナが合法のエリアです。

 

うちの子はワイナリーを所有するファミリーの子から招待を受けたのですが、

生憎予定が重なり、場所も離れていたので行く事ができませんでした。

”ワインも飲めないのにワイナリー?”って言ったら”あると思う”との答えでしたが、

欠席したので真相はわかりません。

それなのに車で行こうとしていたのでちょっと勘弁!というか

若気の至りは恐ろしいと感じました。

後日、友達と会った時にギフトだけ渡したら、律儀にお返しが来て、

なんとお返しの方が高かったという後日談付き。ごめーん!

こういうお友達とはいつまでも仲良くして、次は母も一緒に誘ってもらいたいわ。

 

ところで以前、卒業式に着るガウンと帽子を売る業者のウェブサイトがあくどすぎて

先生がわざわざオプション無しのガウンを通常価格で買う方法の

ビデオを作らなくてはならなかった話をブログに載せましたが、

卒業写真を撮った業者もなかなかの曲者でした。

 

中学も高校も式典のステージにカメラマンがスタンバイしていて、

子供達はわざわざそこで立ち止まって写真を撮ります。

校長先生と一緒のパターンと卒業証書(偽のファイル)を持ったパターンなど。

うちの子の学校はマンモス校で卒業証書はあとからピックアップだったので、

写真を撮るためにステージを横断したようなもんでした。

 

業者は一社で、父兄は後からその業者に写真を注文します。

卒業式じゃなくても、普通のスクールイヤーでも指定業者は一社のみで、

必要もない大きさの写真を沢山パッケージにして高く売るのが通常。

おじいちゃん、おばあちゃんにもお財布の中用にも勧めてきます。

うちのおじいちゃん、おばあちゃんは写真を送られて正直迷惑顔でした。

バスタオルだってカレンダーだって作れます。

デジタルデータが欲しいと思っても、高いです。

ましてや卒業式。いろんなパッケージを勧められます。

 

高校の写真は事前にアカウントを作ると20%OFFだとメールが回ってきたので

わざわざ指定されたWebページにアクセスしたのですが、

何度サーチしても高校の名前が出てこない。

色々試してダメだったのでカスタマーセンターに連絡したら、

返事は来たのですが、まだ高校のセットアップができていないとの返事。

これは嘘です。過去にもこの高校は使っているし、他の場所でサーチすると出てくる。

ただ単に20%オフのプリレジストレーションができないのです。

 

そうこうしている内に卒業式本番の日になりました。

もう当然事前登録はできません。

 

あなたの子供の写真が買えますとの

名前&サンプル写真入りの宣伝メールがじゃんじゃん来始めました。

どうして私のアドレスがわかるのでしょう?

今も毎日来ています。

もうムカついたから買うのをやめました!

というか、それもあるけど、十二分に子供の写真は集まりました。

素直に登録できてたら買ってたのに。

私みたいなひねくれ者はカリフォルニアには少ないのかな?

 

4年前、中学の卒業写真は、何年経っても

”今からでもまだ買えます””あの時の感動を再び”的なメールが何通も来ました。

もうこれでこの業者もunsubscribeしてメールを断ってもいいのかな?

あ、でももう一人いるんだった。

もうしばらくアメリカの”ザ・資本主義”商売に付き合わなくてはいけません。