Graduation・・・高校の卒業式・お隣り編
パロアルトの翌週に、おとなりメンローパークの高校で卒業式があり
子供が列席してきたのでちょっとご紹介。
Menlo-Atherton High School、略してM-A(エムエー)と呼ばれている高校です。
地理的にはすぐ近くなのですが、County(カウンティ・郡)が違います。
Athertonは住宅の土地が1エーカー以上なくてはいけない高級住宅地、
Menlo Parkもシリコンバレーの中では白人が多いエリアなのですが、
東側にはラテン系の多く集まる地域がありますし、
ブログにちょくちょく登場するイーストパロアルトが同じカウンティです。
M-Aはパブリック・公立校で授業料が無料という事と
イーストパロアルトからの学生の受け入れ率が高いので、
生徒の約半分がヒスパニック。アジア系は5%しかいません。
PALY(パロアルトハイスクール)は半分が白人、アジア系が30%です。
どちらも高校卒業率は90%を超える学校ですが、
UCなど州立大学の入学基準に合ったカリキュラムを終了する率が、
M-Aは67%に対しPALYは89%と違いがあります。(データはGreat Schoolsより)
平たく言うとラテン系が多い学校です。
だから卒業式の雰囲気がまるで違ったそう。
子供の名前が呼ばれた時に参列者が盛り上げるのが、ラテン系は派手。
黒人や南太平洋の人たちもすごく気合を入れます。
パフパフ言うラッパのような物やカズー、
いろんな楽器を鳴らすのが当たり前だったよう。
紙吹雪が舞い散るクラッカーの大きな物が
両脇から吹き出しているビデオを見せてくれました。
パロアルトでも目にしたのですが、
Big Headと呼ばれる顔写真を引き伸ばして、
大きなうちわのような物を作って持ってくる人たちもいます。
ジャニーズのコンサートの大きい版。
結構インパクトあります!正直怖い!
これウェブサイトを見たら、
一番小さな30センチくらいのものでも15ドルくらいかかります。
卒業式で見たのは3フット、1メートル近いです。
M-Aは生徒数が2千人を超えて、PALYより若干生徒数が多い。
パンフレットも立派でした。
こちらも生徒の名前にアウォードの星マーク付き。
でもアウォードの種類はBiliteracy Awardの一種類だけです。
式典の内容は似たような感じでM-Aではさらに、
U.S. Marine CorpsによるPresentation of Colorsというセレモニーがありました。
あとPledge of Allegianceというアメリカに忠誠を誓う宣誓のようなもの。
これは公立校ならキンダーの時から毎日やると昔は耳にしましたが、
今はそんなに目にしません。
宇宙戦艦ヤマトのように胸に手を当てて宣誓するので
ちょっとかっこよくてやってみたいですが、何言ってるのかさっぱりです。
子供達は当然のようにできます。
パロアルトの中学の卒業式ではやりましたが、高校はありませんでした。
一部のアメフト選手がこれを拒んでいて話題になっているものです。
M-Aの方が少しフォーマルです。
さらに卒業生のスピーチも5人と多い。
時間も長かったようです。
うちの子の仲のいい友達が何人かいるので、お祭り気分で参加して帰ってきました。
賑やかで楽しかったそうです。写真を貼ったポスターも作ってあげてました。
学校としての平均スコアは低めかもしれませんが、
それでも州の平均よりはずっといい学校ですし、
友達のお兄さんはこの学校からハーバードに入学しています。その妹が今年卒業。
うちの子よりはよっぽどいい大学に進学を決めています。
同じように課外活動をして、
夏休みは同じようなキャンプにここ数年行ってるんですけどね。
子供は似たように見えるけど、親の違いですかね。
あちらはお母さんがハーバードとスタンフォード、
お父さんはイェールとスタンフォードを卒業しています。
長い受験活動をうまく誘導していたように感じました。
またどんな学校でもトップにいると大学受験には有利なようです。
高校で突然イーストパロアルトに引っ越した親子がいて、
今では子供がUCバークレーに通っています。
来週まで学校のある市が残っていますが、
これでシリコンバレーのほとんどの学校が長い夏休みに入るのではないでしょうか?
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