PALYの伝統を打ち破った決断
PALY・パロアルトハイスクールでは
毎年卒業生の進路を学校の新聞が名前付きで発表していました。
パロアルトハイスクールの看板新聞The Campanileの
最も有名な記事のシリーズとも言えるものです。
少なくとも1980年代から続いているそう。
最近ではThe Post-Paly Plans Mapと呼ばれる地図にもしていて
カーソルを動かすとどこの大学に誰が通っているかが一目瞭然。
このブログで紹介した事もあります。
エリート主義や不必要なカレッジ受験の加熱を煽っているとの意見が以前からあり、
ここ数年は議論が続いていたようです。
今年の編集者5人による決断で、その地図は掲載しない事になりました。
編集者はもちろん高校生です。
代わりに、今年はシニアや先生達の進路に関するコメントを掲載しています。
今年は大学受験の不正入試問題なども多くのショックを与えていて、
大学受験がとても話題になりました。時代の流れですかね。
来年以降、再び議論になるかもしれません。
ローカル紙の他、さっそくこんな所でも記事になっています。
親としては毎年楽しみにしていた記事ではあります。
ただ、いざ自分の子がシニアで名前の乗る立場になり、
進学する大学は子供に合った所なので満足してはいますが、
エリート校ではないので、なんだかちょっと複雑な思いもありました。
子供の名前を載せない選択をすると言っている親もいました。
子供達の新聞は
実は伝統の重さとかは何も気にしてないかもしれませんが、
それでも勇気ある決断だと思います。
という事で、うちの子の大学名は黙っていてもいいのね〜。
隠すつもりは全然ないけど気楽です(本音)。