アメリカの大学受験・・・大学を比較する一覧表

数ある大学の中から自分(の子供)に合う学校を一覧表から探したい

大学の偏差値リストはないかしら?

比較サイトはどれだろう?

・・・日本人ならそう思うかもしれません。

 

自分の結論から言うと、”満足いくリストは存在しません。”

 

そもそもアメリカの大学はテストスコア以外の要素が大きすぎ

そのテストも満点が続出、それでもトップスクールには入れなかったりする。

こちらに来てからずっと何が大切か分析してみようと思っているけど、

学校ごとに違いすぎてわからないのが、こちらの大学受験。

 

むしろこちらのやり方に慣れてくると

偏差値で理解してしまう日本人が素晴らしすぎる。

”偏差値80くらい””お〜すごいね”とかいう会話が神がかっているように感じます。

 

じゃ、どうやって比較したらいいのさという質問に対してのせめてもの答え。

 

 

1、カレッジランキングから探す。

US Newsのランクが最も有名でしょう。

総合的なランクの他にも、MBAや医療、アート、スポーツなど分野毎のランク、

世界中の大学のランク、高校などなど様々なランキングが網羅されています。

他にもPriceton ReviewやForbes、Nicheなど色々な会社が色々な視点から

ランキングを提供しています。

 

かかるお金と卒業してからの就職率、初任給などを入れて

どこの大学が一番経済的かとか、なかなかためになるランクもあります。

大抵のランクはハーバード、プリンストン、スタンフォードなどが上位に並び、

その辺の価値はゆるがないんだなぁと納得。

 

注意して欲しいのは、ランクを作る際に入る要素が何かという点。

こちらは大抵Diversity・人種の多様性などを気にするので、

日本の日本人ばっかりの大学のランクは低くなりがちです。

逆に就職率ランクを作る際に

日本の大学の英語プログラムと通常の日本語プログラムを分けずに結果を出すと、

東京の大学はかなりランクが上位に行きます。

 

順位の高い大学が必ずしも”いい大学””その子に合った大学”ではないという事も

肝に銘じる必要がありますし、

学部や専門で違うので、ただ順位に踊らされないようにする注意が必要です。

 

 

2、 Fiske Guide

これはカレッジカウンセラーの手伝いをしている人から教わった本。

有名なガイドブックですが、口コミ情報がちょっと出ていて面白いです。

 例えばUSC・南カリフォルニア大学はUniversity of Southern Californiaの略ですが、

別名University of Spoiled Children・甘やかされて育ったボンボン育ちの子の学校だとか

書かれています。

最近話題のカレッジ詐欺事件でもここの大学にお金で入った子が何人もいましたね。

 

本は毎年更新されますし、大きくて重たいです。

図書館などに置いてありますので、

学校を絞ってからパラパラと調べてみるのがいいかと思います。

 

 

3、カレッジサーチサイトで探す

College BoardというSATテストなどを主催する会社が大手でしょうか。

必要情報を入力するとオススメ大学を出してくるウェブサイトがいくつかあります。

パロアルトハイスクールでは

Navianceというウェブに生徒と保護者がアカウントを作り、

そこにいくつかカレッジサーチのウェブが紹介されていました。

 

あまり使わなかったです。

 

こちらの情報を大学側に渡されてしまう可能性があります。

College Boardはこちらのテストスコアも知ってますから、注意しないといけません。

ACTテストもそうですが、

テストの申し込みの際に自分の成績などを入力する画面が出てきます。

これは後からでも入力できますし、する必要のない情報です。

子供は何の疑いもなく質問に答えてしまう可能性がありますので、

情報を渡したくないと思うなら注意してあげて下さい。

大学側からも色々なプロモーションが来ます。

それが嬉しい人はそれでいいですが、ものすごい量になりますし、

数からいっても大抵の大学は自分の興味のない所です。

 

 

4、口コミサイトを調べる

こちらにも口コミサイトはいくつかあります。

規模とかあまり満足いくものには合った事がありません。

一番大手だと思われるのが、College Confidential。

会員になるとフォーラムに発言できます。

この手のサイトはしょせん口コミですし、精神的にあまりプラスな感じもしません。

あくまで情報収集のためと割り切り

話半分で聞く感じにした方がいいのではないかと思います。

 

 

 

 

5、カウンセラーのガイドブック

カレッジカウンセラーのためのガイドブック

・・・でも私は読んだ事がないのでリンクだけ紹介しておきます。

http://www.collegeisyours.com/about-the-book.html

 

 

6、おまけ

専門分野は上記のランキングにはなかなか必要な情報が出てきません。

専門雑誌などの特集記事を探した方がいいでしょう。

スポーツも野球の強い学校、ローイング、アイスホッケーの強い学校などは

専門のリサーチが必要になってくると思います。

 

もしもダンス専攻を考えている人がいたらこちらを見てから。

ダンスの大学ランクはそれこそ偏差値とは全然違います。

 

Dance Magazine College Guide

  

いずれにしても大学探しは大海原の中の沈没船探しみたいな壮大な作業が必要です。

 

当の受験生は忙しくてあまり時間が割けなくなってくるので、

専門家を雇うか親がリサーチするかという状況になりがちです。

近くに詳しい人がいれば心強いですが、

そうでなければ上記のツールを駆使して大学を振り分けていかなくてはなりません。

 

ある程度しぼれたら、

テストスコアとGPA(学校の成績)を元に

合格率を予想できるサイトなどが活用できます。

・・・これもまたボランティアやリーダーシップ、エッセイ、課外活動、

レガシーなどを入力する事ができないのであくまでも大雑把な目安。

偏差値で調べるように簡単にはいきませんのよ・・・

アメリカはなんでも大きすぎるわぁ。

 

これから大学探しを始める方、Good Luck!