PROM・プロム
アメリカの高校生が羨ましいと心から思うイベントの一つがプロム!
私にとっては映画の中の出来事なんだけど、これが子供にとっては現実なんだな。
まずは
<プロムの基本の豆知識>
語源はPromenade・お散歩、ちょっとお出かけって感じかな?
日本の地方都市の商店街のアーケードにこんな文字がありましたっけ。。。
(雰囲気ぶち壊してスミマセン。)
学校が主催するフォーマルなダンスパーティーで、
男女ペアで参加するのが本来だから色々なドラマが生まれ、
映画やドラマのネタになるのです。
1:プロムは男の子が女の子を誘うのが基本。
パートナーのお誘いを結婚のプロポーズのようにロマンチックに企画をして、
それをSNSにあげる子もいます。
決め言葉は”PROM?"。Promposalという言葉もできました。
2:服装はフォーマル。男の子はタキシード、
女の子はガウンなどと呼ばれるロングドレス、胸元や背中は大胆に空いたものが主流。
他人と同じ物を嫌がるアメリカでは、奇抜な物を選んだり、
一点物しか取り扱わない店で買ったり、
あえてヨーロッパなどからの輸入物を買ったり。
購入したらSNSに写真を載せて、同じもの買わないでよ表示をする子もいる。
中にはビヨンセ??的な超セクシーファッションも有り。
こっちの高校生はスタイル抜群で似合うからね。
チャイナドレスを選んだ女の子が物議を醸した事も記憶に新しい所です。
ドレスは高くて購入が困難な人向けに
寄付されたドレスを集めてプレゼントするThe Princess Projectという団体もあります。
www.princessprojectsiliconvalley.org
3:男の子が女の子にブーケ(腕にするリストブーケが主流)をプレゼントし、
女の子がお返しにブートニアを胸につけてあげる。
4:男の子はさらにパーティーへのエスコートがお役目。
リムジンなどでお迎えに上がり、一緒にディナーをしてから会場へ。
5:ダンスパーティーの会場では、投票でプロムキングやプロムクイーンを選出。
6:パーティーが終わるのは深夜。
さて、基本が頭に入った所で
<パロアルトハイスクール&我が家の場合>
1:な、な、なんとPeomposalを受けました!それもサプライズで!
きゃ〜羨ましい!
いつも集まってるグループの中の一人からで、特別な感情がある訳ではなく、
明らかにプロム用のパートナーとしてなのですが、
それでも几帳面にPROM?と書かれたポスターを作ってました。
あと、友達なんだけど的な言い訳も書いてあった。それでも羨ましいよー。
2:公立学校なので近所のスタンフォードショッピングセンターで買う人が多い。
買ったら、後は他人と被らない事を祈るだけ。でもMacy'sとかだと多分他にもいる。
隣りのお嬢様学校は卒業式に着るドレスが他人と被らないよう
一点もののブティックで早い時期に予約をするそうだ。
そこは女子校だからプロムは多分ない。
我が家もスタンフォードで購入。
第一希望の物がバックオーダーだったため、
土壇場であきらめてサンプルドレスを買って私がミシンでお直しをしました。
足の長さと胸周りをキュッと引き締め、日本人体型に合わせましたよ。
結果、当初の半額以下で済んだ!
ドレスの他、ミニのワンピースや流行のオールインワン、インド風など
個性あふれる服装もありました。
露出に関しては他の州の友人の写真を比べて割と保守的だなと思いましたよ。
これは実際のパロアルトハイスクールの子達の写真です。
3:リストブーケは男の子がお花屋さんに予約して準備が基本。
我が家は私が張り切って作った。。。のに、
結局当日友達も呼んで自分たちで作ってた。けっこう簡単に作れます。
4:パロアルトハイスクールがバスを用意。その数16台!
会場がサンフランシスコと遠かったため。座席割なども学校がやっていました。
もちろん自分の車で乗りつけた人もいます。事故もあったとか。
子供達はPre Promと言ってパーティー前の写真撮影に大忙し。
女の子たちは更に前に集まって一緒にヘアメイクなどのおしゃれ準備をしてました。
我が子は忙しすぎて食いっぱぐれてたけど。
ここまで足元はビルケンシュトックのサンダルで過ごし、
いよいよヒール付きのサンダルに履き替えます。
どんなに素敵なドレスを着ていても、
直前に学校前でボバティーを買ってチューチュー飲んでいる子達を見て、
あ、PALY(パロアルトハイスクール)だなと感じました。
5:プロムキングもクイーンも選出しません。
また男女ペアでなくても参加できるのが、PALYのプロムです。
うちの子もずっと女の子同士で群れてました。パートナーの意味は??
6:夜中の12時前に戻ってきました。ドレス一枚。
当初はAfter Promに行くとはしゃいでいたのですが、
過密すぎてPre Promも2つのうちの1つしかこなせず、頭が痛いと言いだしました。
すっごく楽しみにしていたのに。アクセサリーなど忘れ物も多かった。
うちの子は遠足の当日に熱を出すタイプです。
それでも一生の思い出になる貴重な体験ができたと思います。
去年まではどうしてもイベントが重なって、
受験を意識してプロムを我慢させてたので、喜びもひとしおなはず。
最後にもう一度だけ言わせて〜
うらやましい!!