アメリカの大学受験・・・カレッジツアーの勧め

子供の大学受験を振り返ってこれはやった方がいいと思うもの。

それがカレッジツアー。

 

時間とお金と体力が許す限り

なるべく沢山の大学を回って、

実際に自分たちの目で見て体験してみるべきだと感じました。

大きな有名大学はもちろん素晴らしいですが、

小さなカレッジもそれぞれに個性があって知られていない素敵な部分が沢山あります。

 

受験がらみのウェブサイトを見ると

カレッジツアーで見るポイントや質問すべきリストなどがあります。

申し込む事でその大学にアカウントが作られるから有利だとか

だから受験で使うメールアドレスで申し込めとか言ってます。

もちろんそれも大事でしょう。

 

ウェブサイトにはバーチャルツアーができる大学もありますし、

バーチャル情報ばかりを集めたページもあります。

 

それよりもっと、ウェブサイトからは分からない

肌で感じた学校の個性というのはすごく発見が多いと思いました。

 

何時間かかけてツアーや体験学習をできればもちろんいいでしょう。

どこかへ出かけたついでに立ち寄ってみるだけでもいいのです。

 

例えばスタンフォードは自転車を利用する人が多くて、

キャンパス内には無料で自転車のメンテナンスをしてくれる所があります。

 

UCサンタバーバラは自転車の他、スケートボード率が高く、

学校内の売店でもスケートボードが売られています。

ここのキャンパスはサーフィンボード置き場もありました。

 

一方、雪の降る東海岸では自転車率が低く、

キャンパス内を電車やバスなどが何種類も通る大学があります。

 

東海岸は女性がスカートを履いている!

当たり前に響くかもしれませんが、西ではジーンズやヨガパンツ、短パンが当たり前。

教員もカジュアルです。

 

同じ都市でも主に公共交通手段で学生が移動している所と

自家用車がないと移動しづらい大学もあります。

 

個人的には

近くのサンタクララユニバーシティという比較的規模の小さい大学のキャンパスが

綺麗で、教員や学生の雰囲気が良く親切な印象を持っています。

 

またスタッフが親切すぎてなんだか落ち着かないほど素敵すぎる大学もありました。

自分たちのカラーとは違うなと判断する材料になります。

 

ツアーに申し込むと案内してくれるのは大体そこの学生です。

実際に通う人の意見を聞ける他、

ツアーに参加している家族の雰囲気もそれぞれ違って面白いです。

競争率の高い大学はツアーで回る際の歩く場所すら奪い合い。

逆にゆったりしてて、誰からも全然質問が出ないようなツアーもありました。

 

学生が高い学費を払うためにキャンパス内で仕事をしている所が沢山あり、

仕事っぷりを比較するのも一興です。

 

うちの子の性格には排他的な部分があり、

一緒に回った学校のほとんどを”嫌だ”といい、

わざわざ労力をかけてツアーして撃沈している感じでしたが、

それでも一度行ってみたから親近感を持ってくれた学校がひとつありました。

そこの大学だけは受験に少し積極的なアプローチもしてくれました。

だから無駄ではなかったと思っています。

 

何よりも私がアメリカに土地勘もなく大学を全然知らなかったので、

自分自身も勉強になりました。

 

こちらから全米を回るのは限界があります。

大きな大学はアドミッションの人たちが全米ツアーで高校などを回ってくれます。

こうしたイベントには卒業生などが駆けつけるので

少なからず雰囲気がつかめるはずです。

こうしたイベントに出席すれば、

その大学に何かしらのアカウントが作られるはずなので損にはならないはず。

 

アジア系は特に有名大学、大きな大学に意識が集中しがちですが、

子供に合った学校を探すという視点も忘れないで

何千とある中から選んでもらえたらなぁと思います。

 

 

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