アメリカの大学受験・・・コミュニティカレッジ

アメリカの大学のほぼ全ての合否が4月1日までに判ります。

子供達、そしてお父さんお母さん、本当に

お疲れ様でしたーーーー!

我が家も明暗それぞれありましたが、なんとか通う大学は見つかりそうです。

 

さて満足いく大学がこの時点で見つからない人にはいくつかオプションがあります。

例えば

 

ーまだ募集している大学を受ける。

アラスカ大学など年中募集している大学がいくつかあります。

結構良さそうな学校があるんです。

日本も早稲田大学とか募集してますね。4月から始めるのも手です。

 

ーGAP YEAR。ギャップイヤーを取る。

日本語にするなら、いわゆる浪人でしょうか。

でもこちらは入ろうと思えばどこかしら大学に入れるので、

通う大学を決めた上で1年とかのギャップイヤーを取って好きな事をします。

海外に行ったり、仕事を経験してみたり。

次の大学が決まっている点が日本の浪人とは違います。

毎日カープールしてダンススタジオへ一緒に行っているお友達は

あのプリンストン大学にアーリーで合格しましたが、

ギャップイヤーを取ってプロフェッショナルのダンスカンパニーで踊るそうです。

本当によく頑張る子なのです。

 

ーオンライン大学で学ぶ。

Degree・学位を取れる所が沢山。

あまりに幅が広いので、怪しい所にひっかからないようにするとか注意が必要。

Non profitで探すようにしなくてはならないのと、

自分できちんと勉強を進められる強い意志が必要ですね。

 

ーコミュニティカレッジに通う。

これが最も多い手だと思います。

コミュニティカレッジは希望したら基本的に誰でも入れます。

ただし、希望のコースが満員になってしまうという事はあるようです。

多くのコミュニティカレッジが4月にSummer/Fallの募集を開始します。

秋から通いたい人は夏の募集に応募し、

秋以降の自分の籍を確保する事が勧められています。

カリフォルニアのコミュニティカレッジは全米で最も安い学費設定になっている上に

カリフォルニアの住民ならば学費が免除になるなどの特典があります。

その他、色々なタイプの奨学金がありますし、

年収によって学費はかなりまかなってもらえますので

金銭的な心配の少ない点がいい所です。

 

この辺の場合、Foothill College・フットヒルカレッジという所では

Honors programと言って優秀な生徒用のプログラムも用意しています。

 

そしてコミュニティカレッジの何よりもいい点が、

成績優秀者を提携している大学にトランスファーしてくれる所です。

大学によっては100%間違いなく移れます。

UCはもちろん、私立校でも提携している所があります。

 

各コミュニティカレッジのウェブサイトを見ると、

どこに何人トランスファーしますというような情報の出ている事があります。

私が見た所は、

UCのLAとバークレー以外は確実にトランスファーさせているとの事でした。

 

最近はトランスファー狙いの学生が増えて、

自力で4年生大学に移る人も入れ、学生の3〜5割は4年制に移るという噂です。

 

入学のしやすさから海外からの留学生も多いですし、

社会人や高校生、中学生でもクラスを取りに来る人がいます。

私はこちらに来たばかりの頃、

アダルトスクールというコミュニティスクールで英語のクラスを取っていたのですが、

さらに上のクラスに進級をせざるを得なくなり

コミュニティカレッジのクラスを推薦されました。根性がなく通っていませんがね。

 

通常コミュニティカレッジはDorm・寮がないので

住宅は自分で確保しなくてはなりませんが、よく探すとDorm付きの所もあります。

 

カリフォルニアのコミュニティカレッジは全部で114箇所。

学生数は210万人にものぼるそうです。

UCやステートカレッジよりは規模が小さいのですが、

この辺のカレッジのキャンパスはどこもそれなりにおしゃれで綺麗。

歩いて回るにはちょっと厳しいサイズの広さがあります。

本当にアメリカの大学はどこも素晴らしいです。

 

コミュニティカレッジについては

過去にも少し触れているのでこちらも参考にして下さい。

 

siliconvalleyway.hatenablog.com