Fundraise・資金集め
”資金集め”という言葉はなんだか罪悪感が漂いませんか?
政治家がひっそりとお金を集めた〜みたいなイメージがします。
シリコンバレーに越してきて、徹底的に感覚が違うなと思ったのが、
このお金集め、Fundraise・ファンドレイズが活発な事。
お金は必要です。集めましょう。いい事です。
って雰囲気が漂っています。資本主義だ〜。
こちらの子は小さい頃から家の前でレモネードを売ったりしながら育っています。
食品衛生法とか営業許可とか無視しながら、大人はむしろ子供に奨励します。
パロアルトでは警察署に何月何日にここでやりますよって言うと、
わざわざ警察官がレモネードを買いにきてくれるくらいです。
公立校は授業料が無料で、自治体等からの予算や寄付に頼って運営されているので、
お金がいつも足りません。
学校ではしょっちゅうベークセールなどの資金集めイベントをするのです。
これは各家庭でクッキーなどを焼いて(買って)持ち寄ったものを売るのですが、
甘いものに目のない国民柄、結構な収入になるのです。
買うのも売るのも同じ学校の保護者だったりして、
すっかり内輪なイベントでもすぐに何百ドルとかになります。
今日はど平日の木曜日ですが、
パロアルト高校がらみのファンドレイズ(資金集め)が
偶然二つのお店で行われています。
ひとつは学生の溜まり場、バブルティー(通称ボバ)のお店。
売り上げの15%を学校のシニア(12年生)達に寄付してくれます。
もうひとつは高校の横のショッピングセンターに入っているハンバーガー屋さん。
こちらは売り上げの20%を学校のジュニア(10年生)達に寄付してくれるそうです。
お店側はイベントにすると寄付してもらえる側の人たちが食べにきてくれるし、
お客さんはお客さんでそこへ行く大義名分もできて
お互いにwin winなワケです。
我が子はシニアなので、ボバの店へ行くそうです。
ファンドレイズの時にお店へ行くと、
友達に遭遇する事が多いですからそれも楽しみなのでしょう。
(ダメだって言っても、友達の車でどうせ出かけてしまいます。)
自分も多少の出費をするのですが、
楽しみながらお金を集める事に長けてくるのがこちらの子供達です。