倒産と引っ越しのお知らせメール

知り合い一家が最近南カリフォルニアに引っ越しました。

そして昨日彼らからお知らせメールが。

 

CHAPTER
ELEVEN

OUR NEW HOME

 

そこにはいきなり↑と書いてありました。

Chapter eleven (11)とは倒産のこと。

 

ここの家はご主人がベンチャー企業を立ち上げて、

パロアルトのダウンタウンにおしゃれなオフィスを構えていたのです。

つまり、倒産したから引っ越しましたという案内です。

 

これを

パーティーのインビテーションによく使うウェブサイトを通して送ってきたのです。

おしゃれなカードのデザインのメールが届き、

リンクをクリックすれば返信も送れるようになっています。

 

う〜ん、明るい!悲壮感が漂っていない。

確かにパーティーの一斉メールを送るには便利なシステム。なんだけど。

 

こちらの倒産とか自己破産は

もちろんメチャクチャ大変だろうけど、

日本よりも残される資産があるし、本人達の再生も可能。

実際、彼らは先週一週間ほどこちらに遊びに来ていました。

奥さんがラテン系ってのもあるけど、なんかおおっぴらで明るいなぁと思います。

日本だったら倒産=夜逃げとか、子供が学校に行きづらいとか、

そんなイメージが連想されるのですが。

彼らは孤立してません。

 

新しい住居は海のすぐ近くの楽しそうな場所。

遊びにきてねって書いてあったから、すぐにでも行きたくなるような場所です。

シリコンバレーはなんでも値上がりし続けていて、みんな大変。

人間も理系や有能な人が多くて真面目な雰囲気。

みんなすごく頑張るから独特のストレスがあります。

パロアルトのマクドナルドの時給は全米で一番高いそうですよ。

 

少し南へ行って、海のそばの物価が安いエリアで

ストレス少なく過ごすのもいい生き方かなぁと思いました。

シリコンバレーっぽいエピソードだったので紹介させてもらいました。