Flood Insurance/ 保険が60%も安くなった話

保険が高い高いと連呼してきましたが、ここで

その保険料が大幅に安くなった話をひとつ。

今回の保険は”Flood Insurance・洪水保険”です。

 

大半が低地にあるパロアルトは洪水危険地域で、

20年ほど前にはダウンタウンエリアが腰まで浸かるような洪水がありました。

それを機にご近所さんに連帯感が生まれて仲良くなったとか。

このエリアの家はFEMAの指定する洪水保険に入らなくてはならず、

新しく建てる家は家の床を高くしなくてはなりません。

我が家もこの例外ではなく、毎年洪水保険の支払いをしています。

そして、他の保険と同様に毎年ジリジリと値上げされ、

パッケージのために細かい指定ができず、なすがままに値上げを受け入れてました。

 

しかし、このままではいかん!と、3年ほど前に勇気を出して

保険の代理人を自宅に呼び諸々の保険の見直しと料金交渉をしました。

この数年に一度業者と話し合うと言う作業、以前から勧められていたのですが、

やる勇気が出るまでに何年もかかってしまってました。

一度対面しておくと、後のいろんな事がスムーズになるので、

本当に重い腰をあげてやって良かったと思います。

直後に事故にあったりしたし、

以前ブログに書いた間違った見積もりが来た時にも

俊敏に代理人が対応してくれましたし。

 

その際に洪水保険の話をした所、代理人が

”Elevation Certificate”は取ったのか?と聞いて来ました。

Elevation Certificate?そういえばその言葉、ご近所さんが良く口にしていたわ。

洪水地帯でも建物の高さが十分に高い場合、”Elevation Certificate”を取って、

自分の家は大丈夫ですよーとアピールすれば保険が安くなるのです。

 

そんな、最初から考慮してくれーと思うのですが、

アピールしないと余計な事はしてくれないお国柄です。

早速その証明書を取る事にしました。

何をどうするか想像もつかないので、これも代理人におんぶに抱っこ。

Land surveyorという測量技師にお願いしてもらいました。

 

やって来たのは昔スタンフォードで教鞭を取っていたという上品なおじいさん。

約束の時間に来て、外から家の寸法を測るだけ。

軽く説明をしてくれて、家の周りをささっと測って

あっという間に帰ってしまいました。留守でも構わないと言われたのも納得。

 

いいお仕事ですね。これに$750(8万5千円ほど)支払いました。

ん〜これで保険料が変わらなかったらどうするんだとこの時点では不安でいっぱい!

しかも我が家の場合、一階の床は高く地下はないけれど、

その下にcrowl spaceという床下で作業する用のスペースが設けてある。

だからelavatedという完璧な状況ではない!

 

その後”Elevation Certificate”はすぐに送られて来ました。

さらにそのオフィスがすぐにFEMAの保険業者にその書類を提出してくれました。

この辺りはなんだか癒着の匂いがプンプン。

正確にはElevate Building Determinationというそうですよ。

 

判定もあっという間でした。

すぐに保険料が$800安くなったとの知らせが。わーい!

Elevation Certificate ばんざーい!

 

ありがたい事に翌年も値上げがなく安い価格を維持できています。

これで2年で1600ドルも得したわ〜と喜んでいたら主人の痛い一言。

”そうじゃなくて今まで何年も高い額を払って損してたんでしょ?”

おっしゃる通りでございます。。。。。

 

それにしても半額以下になってしまう保険の設定ってすごいですね。

これを知らなくて、高い金額を払ってる人がまだ沢山いるのだと思います。

ご近所の情報交換サイトで話題になったりするのですが、

忙しいとか私のように勇気がわかなくてつい無視してしまう事が多い情報です。

 

健康保険や自動車保険もこういう裏技があるのかしらね?

もっとリサーチをしないといけませんね。

 

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