ついに届いたKICKSTARTER商品!

キックスターターに送金してから2年近く待ちました!

お友達のお母さんが始めた会社の商品。

 

彼女がアナウンスをしたら、

あれよあれよと言う間にサポートするバッカーが集まって、

希望額超えの3万3千ドルの資金を得ました。

 

www.kickstarter.com

 

キックスターターで資金集めをする前に、彼女はデザインチームも作り、

ウェブサイトやビデオなどを作り、すでにかなりの準備を整えています。

キックスターターのキャンペーン中も積極的に動き、

フェイスブックやツイッター、リンクドインのアカウント作りはもちろん、

メディアに取り上げてもらったり、

すでにサポートをしている人たちにも更なる宣伝を呼びかけます。

 

学校のメーリングリストを使って宣伝も!

これは日本人的にはちょっとよろしくない行動かとも思いますが、

この辺はアメリカの感覚です。

 

工場やコンサルタントもあてがあり、商品はほぼ完成形と思われたのですが、

ここからが長かった。

 

まずはプラスチック部品のデザインを一部変更。

キックスターターで予想以上のお金が集まったので色を追加。

 

柔らかいバイザーをゴムで縁取っているのですが、ここにかなり時間が取られました。

工場でゴムを取り付ける時の熱でバイザーがよれてしまうのです。

デザインを変え、サンプルを変え、極力低温でゆっくり作り上げ、

などとやっている時点で当初の出荷予定日は過ぎてしまいました。

 

結局、製造方法を変える事に。

この時点で予定を半年以上オーバー。

中国とのやりとりは時間がかかります。

箱などのデザインはすっかり完了していました。

 

ラボでテストをし、改善をして、ようやくの完成。

2016年4月の完成予定がこの時期までずれ込みました。

 

リディアはマメにアップデートをバッカー達に送って説明していました。

その回数は32回。

内容はいつもポジティブ。

必ず明るい状況を見つけて言及しています。

また納期が遅れる事に苛立ちをウェブサイトに書き込む人には

丁寧に説明して応対しています。

一番苛立っているのは本人ではないかと思うのに・・・。

 

完成したのは本当に嬉しかったのだと思います。

製品を2日で届く航空便で発送すると宣言していました。太っ腹!

我が家は同じストリートで隣のブロックなんです。取りに行った方が早いんだけど。

きちんと送られてきました。

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なんの因果か子供のヘルメットのバイザーがちょうど先週壊れて取れたので、

ありがたく使わせて頂きます!

 

このバイザーは大量生産されてきました。

彼女ならこの在庫を売りさばくのもパワフルにやってのけてしまうかもしれません。

 

 

ちなみに彼女の家は、庭にプールはもちろんテニスコートまである豪邸です。

今回集まった資金から5千ドルは皮膚ガンの研究に寄付されています。

生活のためにやっている訳ではなく、ポリシーでやってるのですね。

 

アメリカ女性の行動力はいつも素晴らしいと感心させられます。

 

 

siliconvalleyway.hatenablog.com