眉ツバな奨学金

「Congratulations!
高校での成績がいいからスカラーシップのメンバーに選ばれました。」

 

素敵な紋章の入った団体から1通のお手紙が届きました。

それを開封した我が子は誇らしげに何も言わず
私の机の上にそっと手紙を広げています。

 

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スカラーシップ?の手紙

これ、上の子の時にも届いたのです。

しかも、高校の時だけではなく大学に入ってからも似たような招待状が届きます。

 

下の子にはステッカーが付いているぞ。
これは前例がなかったなぁ。

 

自分の子供を迎えてくれる団体があると
その時はそれなりに嬉しいのですが、良く調べて判断して下さいね。

 

少なくともここの奨学金は少額のお金をこちらから振り込む必要があります。

この団体は実際に存在し、活動もしているようです。

まじめにやっているかもしれません。

 

奨学金には様々な種類があります。

大学受験に有利になるような有益な奨学金は
少なくともこちらからお金を払う事なく、向こうからくれるはず。

もしかしたら学校の先生が推薦してくれるかもしれません。

 

アメリカで有名な奨学金はNHS。

これはNSHSS。

 

入会して楽しむのは自由ですし
それなりにメリットもあると思いますが、
誰にでも送られてきている案内だと思うべきです。

ネットによってはハッキリとscam(詐欺)だと言っています。

 

上の子は大学の先生が推薦してくれて、ある団体を勧められました。

これはとある大学が始めた、まじめにやっているスカラーシップです。

一度、少額を払えば一生メンバーで、就職などの斡旋もしてくれますし
あちこちの大学にオフィスを持っています。

それでもいわゆる一流大学の人からすると眉ツバな団体になるそうです。

うちの子の力量ならば入っても構わないと思ったのですが、
子供の反発にあって入会を控えています。

こういうグレーなゾーンもあるので判断が難しいですね。

 

もちろん、もっと明らかに怪しい団体からもお手紙が届きます。

 

迷ったら周りのアメリカ人や学校関係者に聞いてみるのもいいでしょう。

ネット情報は賛否両論があふれていると思います。