Juneteenthに盛り上がるアメリカ

本日はJuneteenthです

って、聴き慣れないですよね!

June 19th・ジューン・ナインティーンス、略してジューンティーンス。

別に19でなくとも略したらこうなるなんてツッコミはさておき

 

1863年の今日(アメリカ 時間でお願いします)

テキサス州で最後の奴隷解放宣言が行われた記念日なのです。

しかも、奴隷解放をリンカーン大統領が宣言してから2年半も待たされてからの事だそうで、

それはそれは嬉しかったでしょうね。

テキサス州などではこの日を記念日としてお休みにしています。

 

只今アメリカはBlack Lives Matter”黒人の命も大切”運動の盛り上がりの真っ只中で、

あちこちでデモと一緒になって祝われているのです。

SNSを見てるとすごい人手ですね。

パロアルト市役所前だけでも正午と夕方に集会が予定されています。

この日をナショナルホリデー・全米中の祝日にしようという声も上がっています。

 

ナイキやツイッター、ウーバー、スクエアと言った企業も今日を会社の休日に指定。

ニューヨークタイムズは振替休日で月曜日がお休みだそうです、

ここは全社休む訳にはいかないでしょうが。

 

155年も前からあるにも関わらず、認知度はそれほど高くなかったようです。

カリフォルニアで最初に言われるようになったのが2003年だとか。

きょうの雑誌の見出しでも"What is Juneteenth"という特集を見ました。

今年でぐっと認知度が上がったので、

来年以降は5月5日のメキシコのシンコ・デ・マヨみたいなお祭りの扱いになるのでしょうか?

 

各地の盛り上がりは、明日にはいろんなニュースで読める事でしょう。

 

当初、オクラホマ州タルサでの黒人大虐殺の記念日に自身の選挙キャンペーンを予定していた大統領

(記念日にその場所でってどういう神経なんでしょうか?)

世間の批判から日程を変更し、今日ラリーを開催しようとしました。

当然ですが、それでも反対意見が相次いだので

明日、開催されるそうです。

 

タルサ市長は相変わらず猛反対しています。

民主党支持者はチケットを予約だけして捨てる(誰も行かない)運動をしていました。

これは密も避けられてなかなかのアイディアではないですか?

 

いくら体温を測ってマスクを配って

ウェイバー(コロナにかかっても訴えない誓約書)を書かせたとしても

このご時世に室内で密集するのは殺人行為だと思うのです。

 

緊張を増すタルサは夜間外出禁止だそうです。

 

追加:外出禁止の必要はないという市長の判断で、解除になったそうです。

こちらも何事もなく終わってくれるといいですね。(6/19 午後2時半)

 

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BLM運動・黒人被害者の名前を挙げたプラカード