サンクスギビングシーズンのFakesgiving・フェイクスギビング

今年もサンクスギビングがやってきました。こちら時間では明日です。

アメリカ人にとっては本当に大切な日ですね。

 

日本から来たばかりの時にマクドナルドくらいは開いてるだろうと思って

友人とスタンフォードのショッピングセンターに行ったら、

本当にみんなクローズしていて、駐車場すら入れませんでした。

 

翌日は色々な人からサンクスギビングディナーはどうしたとか聞かれます。

運良く翌年からはパーティーに呼んでくれる人がいるので

なんとかしのいでいますが、

ここで誰とも一緒じゃなかったって言ったら、

心の底から哀れまれるんだろうなという勢いです。

 

大学へ巣立った子供がサンクスギビングに戻りたがった時も最初は拒否しました。

だってクリスマスに1ヶ月来るし、サンクスギビングは3日しかいられないし

何よりチケットが高い!

でもそんな話を周りにするとみんな同じ反応。

私は”鬼母”、カレッジ最初のサンクスギビングは特に大切だから帰らせてあげなさい、

サンクスギビングに家族が別々じゃあいけないと。

そして当然アメリカ育ちの子供からもものすごい”帰りたい”コールが来たので、

結局負けて高いチケットを買いました。

その後子供がホームシックになったので皆さんが大正解で、

母は大間違いだったのですけどね。

そのまま残らせてたら、ひどくつらい思いをさせてたか、

もっと高いチケットを直前に探して取るハメに陥ってましたね。

 

前置きが長くなりました。

日本人だからサンクスギビングはまだなんか根付かないというか

第三者的な目線で見てしまうので、

以前はFriendsgiving・フレンズギビングなるものをこのブログで紹介しました。

これがどうも根づいたようですね。

 

だから今年はもうひとつ見つけた

Fakesgiving・フェイクスギビングをご紹介しましょう。

 

 

名前からいって反サンクスギビングの事なのかと思ったら全然違った。

サンクスギビング当日に会えなかった人たちと集まる食事会の事だそうだ。

たとえばサンクスギビングに旦那様の実家で食事したから、

そのかわり別の日に妻の実家で集まって食べる食事はフェイクスギビング。

仲良しの友達とサンクスギビングの前後に集まるのも

フェイクスギビングなのだそうだ。これはつまりフレンズギビングの事だから、

フェイクスギビングの方が広い意味に使われるという事だな。

細かいルールはないけど

どちらもターキーとか典型的な食事をする傾向は強いようだ。

みんな、ターキー好きなのね。

 

我が家も明日のパーティーでおっきなターキーを頂くし、

毎年おいしいとは思うけど自分で焼いてみようとまでは思わないし、

1年に1度で十分だわ。

寿司だっていいくらいだと思ってる。

でもアメリカ人にとってターキーは

お正月にお雑煮やおせちを食べないのと同じくらい、

なかったら落ち着かないものなのだろうね。普段も食べるしね。

 

前日の今日もスーパーは激混みで、みんな大量に色々買ってました。

普段料理しない人たちもこの日ばかりは手作りする。

おせちみたいな宅配や冷凍コースはあまり見ない。レストランも休む所が多い。

 

空港も民族大移動が続いていて、

今日は途中の高速道路は空いてたけど、空港内の道は大混雑でした。

 

でもまぁ、集まって食事をした後には何だかほっこりした気分になるので、

私も少しはアメリカナイズされたのかしら。

これからクリスマス〜新年とホリデーモードで何もしたくなくなります。

 

 

siliconvalleyway.hatenablog.com