新しい教育長の年収が公開されました

パロアルトの公立学校を運営するディストリクト(教育区)の

トップが入れ替わります。

 

前任者はわざわざ東から有名な人を呼んだのですが、

次々と学区に問題が起き、あーだこーだとあちこちから文句を言われ、

任期の途中でやめる事になってしまいました。

同様にパロアルト高校の校長先生も同じように矢面に立たされ、

こちらもスクールイヤーの途中でメディカルリーブ、体調不良による一時引退から

本格的な転職をするとの事。

 

トップに立つ人は色々と大変です。

 

さて、気になる報酬は前任者と似たような条件です。

 

最初の年収が

$300,000=三十万ドル=本日のレートで3千2百96万9千7百円。

 

さらにディストリクトが持つ家に

毎月$1,800(19万7千円くらい)の家賃で住めるそう。

これは格安です。

住宅の高いこの辺りはアパートの家賃でも3千ドルくらいからスタートですから。

いったいどんなお宅なのかはわからないけれど、

もし一年以内に彼がその家に住むのをやめた場合、

年収が2万5千ドルアップするそうですので、

少なくともそれくらいの価値のあるお宅なんですね。

 

この条件は毎年見直しをするそうですが、

こうやって公開されてしまうのがパブリック(公立)の使命。

 

市の職員の年収も全て公開されます。

警察官や消防職員は二十万ドル以上、ゴミ処理の人でも十万ドル以上との事。

それに比べると数万ドルといわれている学校の先生の報酬は少ないかも。

 

アメリカの他の都市の事情はわかりませんが、

南カリフォルニアのロサンゼルスエリアと比べると若干お高い人件費なようです。

ゴミ処理の人で年収1千万円以上なのですから、

日本の感覚からいくとかなりお高いですね。

 

 

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