Data Breach・相次ぐ個人情報流出〜エキファックスの○○野郎!編

アメリカに引っ越して来てから

どれだけ個人情報流出のお知らせを受け取った事でしょうか。

 

もともと個人情報に関する意識も日本と違いを感じます。

Facebookには文字どおり顔が溢れ、子供や家族の幸せそうな顔や名前がいっぱい。

集団宛のメールもBCCなどにはせず、

そのメールを受け取った人のアドレスが初対面同士だとしても包み隠さず現れ。

学校の名簿も大半が住所、電話番号、メールアドレス、携帯番号を明記。

オンラインで共有してます。

ダイレクトメールが次々くるのはこういう所から。

だからと言ってアメリカ人が個人情報の流出で困らない訳ではありません。

 

最近巻き込まれたのがEquifax・エキファックスという

個人の信用情報を預かる大手企業のデータブリーチ。

 

アメリカではクレジットスコアと言って、

個人のクレジットカードやローンの返済具合から、この人は60点とか40点とか

勝手に点数がつけられてしまいます。

 

アパートを借りる時やクレジットカードやローンを申し込む時などは

この点数が参考にされます。

 

ローンを組んだ事がないとクレジットヒストリーがないために点数が低いのです。

渡米直後はこのクレジットスコアを上げるために

わざわざ車をローンで買ったりしました。

クレジットカードを使う時は期限内にお金を返済するのはもちろん、

限度額の3分の2位を使ってきちんと返済するとか工夫をしたり。

クレジットスコアが個人の大切な信用情報だからです。

 

そうした貴重な情報を扱っていた大手3社のうちの一つから情報が流出した訳です。

日本でもニュースになりましたが、これは実は大ショックな話!

 

クレジットカード情報はもちろん、住所、電話番号、生年月日、運転免許番号、

他人には教えていけないとされるソーシャルセキュリティ(社会保障)番号まで。

ローン等を申し込むのにこれ以上、何が必要ですか?っていう

渡したくない情報が全て1億4千5百50万人分!

 

さっくり1億とか言ってますけど、えっと、クレジットカードを持っている人は

全米に何人いるんでしょうか?これってほとんどじゃないですか?

 

早速ググった所、人口3億2千万人ほどのアメリカの人口のうち、2割弱が15歳未満。ちなみに同じく2割弱が60歳以上。

クレジットカードを持たない所得層もいる事を考えると、

全米でクレジットカードを持っているかなりの人たちの個人情報が

ごっそり流出してしまった訳です。ショーーック!

 

やらかしてしまったエキファックスのウェブから

自分の情報がどうだったのか確認ができます。心配な方は是非。

 

https://trustedidpremier.com/eligibility/eligibility.html

 

そしてご想像通り、我が家も御多分に洩れず。夫婦とも。あーーー(涙)。

 

この前はウェブサイトからホテルの予約をしたら、

そこから情報が漏れたそうで連絡が来ました。

クレジットカード番号や住所等が流出しています。

 

その前は健康保険会社の情報が流出しました。健康情報が流れています。

 

ターゲットのお買い物情報流出には引っかからなかったけど、

もう私のプライベートな情報ってどれなんでしょう?

 

この手の連絡は前にもいくつかありましたが、

ソーシャルセキュリティを含む、これだけ重要なデータが流出したのは初めてです。

 

今や名前から顔写真だって簡単にサーチできます。

 

これだけの情報があれば、ローンやクレジットカードの申し込みはもちろん、

いろんなアカウントが世界中に作れますよ。

知り合いは自分の名前で勝手に家のローンを組まれてしまった事がありました。

気づいた所は良かったのですが、その後処理は相当大変だったようで、

げっそりしていました。

 

今、エキファックスは一年間無料で個人情報の悪用を監視する保険に入れますと、

このウェブサイトから、私の嫌いな保険に勧誘をしている。

1年経ったら有料にするんじゃないの???

 

そして巧みに誘導されて、そこにまた大切な個人情報を入力している私。

あ〜本当に保険ってだから嫌い!不安心理につけこんで、外せない。

 

エキファックスからはまだ直接何の連絡もありません。

彼らはウェブやメディアでちょっと謝ってるだけ。

 

ベネッセの情報流出事件の時は会社がメチャクチャ謝っていて、

さらに五百円の図書券が送られてきましたけど、えらい態度の違いですね。

(これも海外に住んでると使えなくて、結局あげちゃいましたが。)

謝罪の文化もだいぶ違います。

 

 

書いている内についつい熱くなって長くなってしまいました。 

エキファックスの件は高校で起こった情報流出についての前振りの話題だったのです。

本題は改めて書きます。

続きを読んでね。近々UPするつもりです。