Class Action/ 集団訴訟

To order tickets by phone, please call Ticketmaster National Sales at 1-800-745-3000.
訴訟の多いアメリカに住んでいると、
集団訴訟に参加しませんかという案内を良く見かけます。
企業の製品なんかに不具合があった場合、みんなで集団で訴えましょうというもの。
テレビなどで広告したり、ハガキが来たり。
 
勝った場合は何らかの賠償金が支払われる。
集団だから多くの場合、補償は微々たるものというのが通説。
 
積極的に参加した事も、もちろん呼びかけたこともないのだけれど、
今回は被害者だったからということで補償の連絡が来ました。
 
訴訟先はチケットマスター。
インターネットでチケットを買うと、
精算時に異常に高いfeeなるものが加算されるのですが、
これが高すぎると意義を唱えてくれた人たちがいたのです。

 

チケット以外にも銀行とかでも何でも

やたら"○○○fee"なる呼び名でお金が余計に引かれていく。

 "fee"なんて大嫌い!

同じ思いの人たちが頑張ってくれたのですね。

 
10年越しの裁判を終え、
ある一定期間にチケットマスターからチケットを購入した人たちに
とりすぎた分が還元される事に!ありがたや〜。
 

In 2003, the Schlesinger v. Ticketmaster class action lawsuit was filed, alleging that Ticketmaster failed to fully disclose to consumers all aspects of its UPS and order processing fees. While vigorously defending the lawsuit, Ticketmaster settled the case in 2013, with the court granting final approval of the settlement in February 2015.

The settlement class generally includes all consumers who purchased tickets on Ticketmaster.com between October 21, 1999, and February 27, 2013 (the "class period").

 

 
自分が巻き込まれている事なぞすっかり忘れていたら先日
使われていない割引券があるよと丁寧にメールが来ました。
チケットマスターではなくライブネーションで
次にチケットを買うときに割引してくれるそう。
 
その額
2ドル25セント!
 
まあ250円ってとこ。
しかもチケットマスターから勝手に名簿が渡されていて
ライブネーションのウェブサイトに
チケットマスターと同じパスワードでアカウントが作られていた。
何だかなぁ。
損したような得したような。
 
労せずして得られるものなんてこんなもんですね。
 
訴訟が多いから企業などがかける保険も多くて
その分のコストが結局消費者に回って来ているというのも事実。
世知辛い世の中です。