日米の年収比較・・・教育長の場合

2017年8月27日付の日経新聞に平均年収の記事がありました。

日本の大手企業の人件費はアジア各国に比べてまだ高いものの、

役職が上になると諸外国に抜かされるというもの。

部長クラスから差が出始めるとのこと。

 

日本の役員年収が低いというのは以前から耳にします。

欧米の大企業の役員年収になると、もう算数の計算できないほど桁違いなので、

実感が湧かず比べる気も起こらなくなる。

あと役員にかかる責任みたいなのも国によって違うだろうし。

でもアメリカで感じるのは上の方の人ほどよく働いていて、

本当によくやっていると思います。

社長出勤とか踏ん反り返るイメージはないです。

 

話を学校へ持って行くと、校長先生はよく働いています。

忙しいのに朝学校に早く来て、登校中のみんなに声をかけたり

保護者と積極的に話し合う機会を持ち、

わがままなお願いや不平不満も直接聞いています。

少なくとも小学校では生徒が問題を起こした時、

その生徒の顔が分からないということはないでしょう。

高校は2千人生徒がいるので無理かもしれないけど、

校長先生は積極的に外でコミュニケーションを取っています。

 

教育区をまとめる教育長、

Super Intendant・スーパーインテンダントはどうでしょうか?

やはり同じだと思います。

積極的に各学校を回り、色々な人と対話をし、重責な上に大変な仕事だと思います。

パロアルトは数年前に

東の方で黒人や貧しい家庭でもお金のかかるテストが受けられるような実績を作った

マックス・マクギーという方をスカウトして来ました。

もう孫のいるお年の方ですが、非常によく働いていて、近頃ツイッターも始めました。

でも重責すぎてあと1年でやめてしまうそうです。確かに大変な仕事だと思います。

 

彼の年収は2015年の実績で$270,416、本日のレートで2,952万円。

これは前の仕事からの離職が長引いたために当初より少ない額。

今年は$313,056、およそ3,418万円が支払われているはずです。

日本でちょっとしたマンションが買える額ですね。

 

さて、日本の教育長はどうだろうかとググってみました。

市区町村の教育長の推定年収は1,211万円との事です。

パロアルトの生徒は一万5千人くらいと言われています。

単純に比較していいかどうかわかりませんが、額は3倍近く違いますね。

 

ちなみにスーパーインテンダントを今年から支える新しいアシスタントの年収は

3年契約の一年目で$209,200、2,284万円。2年目、3年目と上がる契約と思われます。

さらに一月$450の車代と修士・博士号に対する過給があるそうです。

 

校長先生のデータは今は見当たりませんが、悪くないと思います。

昔、子供の小学校の校長先生がベンツを駐車場に泊めていて驚いたのですが、

後の校長先生はBMWのオープンカーで颯爽と現れていたので慣れました。

 

クラスの担任になると、確か3万ドルから5万ドルくらいで、

物価高のベイエリアには住めなくなって来ているのが長年問題視されているので、

決して高給ではありません。

でも日本から考えると勤務時間は短いので悪くない気もしますけど。

 

授業料が無料の公立校でも、シリコンバレーの教育区は十分に予算があると感じます。

もちろんいつも耳にするのは”予算が足りない””もっと寄付を””Donate”です。

 

この予算、子供の教育現場にもしっかり流れている事を望みます。