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シークレットサービスはすごい!〜大統領が近所に来た時

Silicon Valley 文化

少し大統領ネタを続けてみます。

こんなに広いアメリカでも

遠くワシントンから政治活動に大統領が来るのがすごいです。

オバマ大統領は就任直後と再選後に資金集めのパーティーで近所の家に来ました。

 

最初は現ヤフーCEOのマリッサ・メイヤー宅。

彼女のお向かいに住んでいた同級生のお母さんが”Welcome”ポスターを作り、

子供達とパーティー会場の前に広げて立っていたら、

オバマ大統領から声がかかり、中に招き入れられ、一緒に写真を撮ったそうです。

そのパーティーチケットは一人3万ドルだったのですが、ものすごくラッキーですね。

子供にとっても忘れられない思い出でしょう。

 

さて、その数年後、

今度は我が家のお向かいのブロックのお宅のパーティーに大統領が来る事になります。

呼んだのはインターネットブラウザで財を成した方のお宅。

一般の人間には大統領の訪問は直前まで知らされません。警備の都合上、当然ですね。

だから私は直前まで何も知らず通常の生活を送っていました。

 

ある日インターフォンが鳴ったのでモニターを覗くと、

若いネクタイをした白人の姿が映っていました。

”まあ、イケメン”とは思ったのですが、

宗教の勧誘か何かだと思ってそのまま居留守を決め込みました。

 

翌日、お向かいさんが留守の間、犬の餌やりを頼まれていたので、

子供とお向かいのバックヤードに行った所、上空でヘリコプターが旋回を始めました。

いつも見るスタンフォードのドクターヘリとは違う色。

かなり低空で、そのまま機関銃があれば打たれるだろうなという距離です。

かなり威圧感があったので、ただでさえ懐かない犬が怯えて離れてしまい、

小屋に入れなくてはならないミッションを果たせませんでした。

10分くらい旋回されたのではないかと思います。

 

後日、突然目の前の通りに”明日は駐車禁止”というサインが現れました。

家の前の道は公道。だから街路樹の手入れなどがある時など、このポスターが貼られ、私有地内か離れた所に車を止めなくてはなりません。

この段階で初めてメディアもオバマのベイエリア訪問を伝え、

パロアルトにも寄るという情報が耳に入ります。

そして風の噂で目の前のブロックのお宅だという事が判明したのです。

 

パーティーの始まる夕方になると辺りが物々しい雰囲気に変わって来ました。

目の前の道は封鎖。

大統領が到着するマウンテンビューのNASAの飛行場から会場まで

高速道路を含めての道路が一時通行止になります。

交通整備の警官達が集まり始めました。

パーティー客の車が駐車を始めます。

目前で肩を出したフォーマルドレス姿の女性を乗せた長いリムジンが、

パーキングスペースが足りなくて二重駐車を始めました。

 

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せっかくだからと思い、夕食の準備を中断して子供達と外に出てみました。

クラスメイトのように声をかけてもらえるラッキーもちょっと期待しつつ。

 

やがてやって来た車列。白バイに先導された黒い車がズラリ。10台以上!

一体大統領はどこにいるのやら???

娘が素早く見つけました。

 

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パーティー会場の家の前は近寄れず、車が通り過ぎただけ。一瞬でした。

 

そして、車の後ろに伴走するスーツ姿が数名。

あ、赤いネクタイ。

以前、インターフォンに映し出されていたあの同じ人が一緒に走ってました。

シークレットサービスの人だったんですね。

下調べのために我が家の呼び鈴を鳴らしたのでしょう。

大体の身元はとっくに調べられていたのだと思います。

そして、あのヘリコプターからも観察されていたのかもしれません。

数時間の滞在のために何日間もかけて準備していたんですね。さすが。

 

パーティー後は

大きな真っ黒のメルセデスのバスが護衛を受けながら走って行きました。

会場だった家は赤・青・白の星条旗カラーで飾り立ててありました。

マリッサ・メイヤーの家の時は、

絵画やら何かを運び出すトラックが駐車してましたっけ。

 

あの時、居留守を使わずに応対していたら、事前に情報が来ていたのでしょうか?

それとも英語が下手くそで挙動不審者とかマークされてたりして。

何れにしても用意周到な準備で、

ファンドレイズパーティーも無事に終わり

大統領は次の場所へと移動して行ったのでした。