まだまだ続く大統領選挙の余波

大統領選挙の後の反響が、こんなに大きく激しいものだったとは驚きです。

メディアもまだこの話題で持ちきりです。

 

耳にしたのが、”どうやって子供に伝えよう?”と悩む親の声でした。

市民権のない我が子達も少なからずショックを受けている模様。

ましてや親がクリントンのラリーに出ていたり、集会を開いていたり、

ニューヨークやなぜかイギリスでサポート集会に参加していたりしたら、

落胆の色も大きいはず。

さらに、学校でもかなり選挙には時間を割いていて、

討論会の様子なども中継で見たり、

教師がクリントン・サポーターである事を堂々と宣言して

授業を行っていたりしたので、

多感な時期の子供達には響くものが大きいのかもしれません。

 

子供にとっては、トランプは人種差別、女性蔑視の悪者なのに何故という反応も。

あとは誰が共和党のサポーターなのかという話題があったり。

少数派について語るのはよくない傾向ですよね。

 

教師達の何人かは生徒宛にメッセージを送ってフォローしてくれているようです。

 

パロアルトの教育区・ウェルネスチームという所からは全保護者宛に

”もし子供に更なるサポートが必要ならカウンセラーと話すように”

というメッセージとともに

子供と話をする時に役立つウェブサイトのリンクが数カ所送られて来ました。

 

教育長からのメッセージにも、

同じようにいくつかのウェブサイトのリンクがコメントとともに添えられていました。

 

隣の学区の高校では生徒達による反トランプ集会が開かれました。

そのうちの一つの学校のビデオを見たのですが、

学校の中で行われていたものなので、あくまで平和的に

個人が主張を述べる場を作っている様子で保護者も同席していました。

正面でメキシコの国旗を掲げる子が印象的です。

 

日本の選挙で、ここまで大きな反響は見たことがありません。

それも子供達の間で。

やはり政治熱はかなり高い国だという事でしょうね。