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教育の現場・Preschool/ 幼稚園

ブログを書き始めた目的の一つが、

シリコンバレーの教育の様子をわかりやすくまとめておく事。・・・でした。

脱線しっぱなしなので、ここらで本来の趣旨である話題。

 

日本と違うなと驚いたのは、選択肢の多さ。

幼稚園だけでもそれぞれ個性があって、

よく下調べをしてから選ばなくてはなりません。

実際に園とコンタクトを取り、見学に行き、話を聞いて絞り込んで行きます。

実際プリスクールのツアーでは何人も妊婦さんに出会いました。

大抵の人は仕事をしていて、産休が短いので

生まれた時には預ける所が決まっていないと困ります。だから熱心です。

 

人気のある所は順番待ちのウェイトリストがあり、

生まれる前からリストに名前を書き込むのも普通です。

私は子供が0歳の時に人気ある園のウェイトリストに入れましたが、

結局順番は回って来ませんでした。

一度だけまだ待つ気があるのかどうか確認の電話が来たのでリストには入ってたはず。

本当は熱心に何回も園を訪れてアピールしないといけなかったのです。

熱心だとか過去に兄弟が入っていたとか多額の寄付をする人とか

コネのある人などが園にとっては魅力的な人で優先的に入れたりします。

私のように何もしないのは

忘れられるか意思がないと取られあまり歓迎されない人種です。

 

お受験して入る所もあります。

でも日本のようなアカデミックな試験ではなく、倍率もおそらくずっと低いです。

ウェイトリスト同様、歓迎される人種があると思います。

あと、男の子など腕白すぎて座っていられない、うるさい子は敬遠されがち。

暴力を振るう子はもってのほか、

プリスクールはすぐに辞めさせられてしまいます。

 

さて、預ける場所はNursery, Preschool, Child care, Home Daycareなど呼び方や形態はいろいろとあります。

日本では保育園、幼稚園、ホームケア等、定義がはっきりしていると思いますが、

こちらはもう少し曖昧です。

特に5歳あたりで入るキンダーの扱いは、

幼稚園のキンダーにそのまま残って次の年から小学1年になったり、

小学校のキンダーに1歳遅らせてから入ったり。

Palo AltoにはYoung Fiveというシステムがあって

そこへ入れてから小学校へ送り込んだり。

アジア系は特に飛び級をさせたがる傾向にあるので、

数年前にキンダーへ入れる最少年齢の制限ができました。

また子供が未熟な場合は容赦なく留年させます。

子供のクラスメイトにはキンダーを2年やった子や1年生を2回やった子がいました。

 

さて、プリスクールですが、大体3歳から3年くらい通う子が多いと思います。

 パロアルトにはシティのライセンスを取っている所が

ホームデイケアを除いて60箇所ほどありました。

 

それぞれに個性のある園ですが、大まかに分けると

 

*公立・・・パロアルトの場合は補助金を受けたnon profit団体が5箇所あります。

*宗教系・・・カソリック、プロテスタント、仏教、ユダヤ等。信者でない子供も受け入れますが、カリキュラムに宗教の時間があります。教会の敷地にあるプリスクールは値段も安めで親切な人が多いと評判です。

*モンテッソーリ・・・一般的。少人数制で年齢をミックスさせて一つのクラスにし、モンテッソーリの考えに基づいたカリキュラムで子供一人一人の個性に合わせた指導をする。割とおとなしい子に合った教育だと思います。

*ウォルドルフ(日本でいうシュタイナー)・・・自然の中でデジタルなものを排除した環境を好む。おもちゃや食べ物等もナチュラル志向。

*ギフテッド・・・ギフテッド教育。知能の高い子だけではなく、障害がありspecial needsと呼ばれる子などを、個別に手厚く指導する。

*インターナショナル・・・中国語、フランス語、ドイツ語、日本語などインマージョンと呼ばれるスタイルで指導。バイリンガルの所もある。

*アカデミック・・・勉強中心。小さいうちから算数などもどんどんと教える。

*Co-op・・・日本の生協とは違いますよ。親が交代でクラスに入り先生や子供達と一緒に過ごすスタイル。子供は嬉しいし、親も自分の子供の成長を間近に見られるというメリットがあるが、親は時間のやりくりが大変。これをできるお母さんは何より尊敬します。

*プレイ・ベース・・・遊びが中心の所。

*トラディショナル・・・よくあるアメリカンなスタイル。

ざっとこんな所でしょうか。

 

私は一時、ペアレント人気投票ナンバー1としょっちゅう雑誌に出ていた

トラディショナルな所に子供を入れた事があります。

預けられる時間も長くて、楽しそうだったのですが、

私からするとちょっと雑な部分が目立ち結局途中からモンテッソーリに変えました。

 

ナーサリーも注意しないとオムツは汚れたら替えるのではなく、

汚れてても汚れてなくても決まった時間に替えるだけとか、

先生たちがろくに子供を見ずに無駄話している所とかあるので注意が必要です。

 

料金も一月に1000ドル以上かかるので、

フルタイムではなく、パートタイムにする人も多いです。

 

モンテッソーリの写真をあげておきます。ちょうどハロウィンの時です。

ここは先生たちが毎月手作りのおもちゃを用意してくれて、

子供達は好きな事をして遊んだ後に自分たちで片付けをします。

日本では当たり前の”片付け”ですが、こちらでは貴重です。

我が家では、今やすっかり掃除のできない子供たちが育っています・・・。

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