印象的だった授業・・・National Anthem
アメリカではスポーツの開会前などにNational Anthem・国歌斉唱があります。
オールスターゲームなど注目度の高い試合では、それなりの有名人が歌いますが、
試合はシーズン中に何回もあるので、いろんな人にチャンスが回ってくるわけです。
学校のお昼休みにコーラス指導をしているお母さんが、
SFジャイアンツのオーディションに子供達のテープを出したところ受かってしまい、
以来、毎年ジャイアンツスタジアムで子供達を歌わせてくれます。
子供は出たい子の有志の集まり。特に歌が上手いという訳ではありません。
・・・というよりもむしろ下手。
こちらの音楽の授業は日本のコーラスのようにハモったりしないし、
音程が外れてる子も沢山。
でも、子供たちの歌声はピュアで
(下手な所がまたいい!・・・はい、親バカ入ってます)、
歌い終わった後のリアクションも元気で可愛くて計算がなく新鮮!
ぴょんぴょんその場で跳ねたり、会場に笑顔で手を振ったりする姿がね。
球場のスクリーンに皆の顔が映し出されたり、
スタジアムの観客の声援と拍手の大音響がとにかく感動的!
自分が球場の芝生を踏んだ訳でもないのに涙が出そうになります。
親たちが球場のチケットをブロックで買ったりするので、球団側にもメリット有り。
最初の年は球場まで行く電車・カルトレインの最後部車両を
学校で借り切ってスタジアムに行くほどのフィーバーでした。
写真はサンフランシスコ・ジャイアンツスタジアムと
スタンフォードのカレッジ・バスケット会場。どちらも大人気のスポーツです。
子供達にどれだけ価値が伝わってるかわからないけど、ものすごく貴重な体験でした。
いつか大人になった時に、誇れるような経験になったと思います。