Graduation・・・高校の卒業式・お隣り編

パロアルトの翌週に、おとなりメンローパークの高校で卒業式があり

子供が列席してきたのでちょっとご紹介。

Menlo-Atherton High School、略してM-A(エムエー)と呼ばれている高校です。

 

地理的にはすぐ近くなのですが、County(カウンティ・郡)が違います。

Athertonは住宅の土地が1エーカー以上なくてはいけない高級住宅地、

Menlo Parkもシリコンバレーの中では白人が多いエリアなのですが、

東側にはラテン系の多く集まる地域がありますし、

ブログにちょくちょく登場するイーストパロアルトが同じカウンティです。

 

M-Aはパブリック・公立校で授業料が無料という事と

イーストパロアルトからの学生の受け入れ率が高いので、

生徒の約半分がヒスパニック。アジア系は5%しかいません。

PALY(パロアルトハイスクール)は半分が白人、アジア系が30%です。

 

どちらも高校卒業率は90%を超える学校ですが、

UCなど州立大学の入学基準に合ったカリキュラムを終了する率が、

M-Aは67%に対しPALYは89%と違いがあります。(データはGreat Schoolsより)

 

平たく言うとラテン系が多い学校です。

だから卒業式の雰囲気がまるで違ったそう。

 

子供の名前が呼ばれた時に参列者が盛り上げるのが、ラテン系は派手。

黒人や南太平洋の人たちもすごく気合を入れます。

パフパフ言うラッパのような物やカズー、

いろんな楽器を鳴らすのが当たり前だったよう。

紙吹雪が舞い散るクラッカーの大きな物が

両脇から吹き出しているビデオを見せてくれました。

 

パロアルトでも目にしたのですが、

Big Headと呼ばれる顔写真を引き伸ばして、

大きなうちわのような物を作って持ってくる人たちもいます。

ジャニーズのコンサートの大きい版。

結構インパクトあります!正直怖い!

これウェブサイトを見たら、

一番小さな30センチくらいのものでも15ドルくらいかかります。

卒業式で見たのは3フット、1メートル近いです。

 

M-Aは生徒数が2千人を超えて、PALYより若干生徒数が多い。

パンフレットも立派でした。

こちらも生徒の名前にアウォードの星マーク付き。

でもアウォードの種類はBiliteracy Awardの一種類だけです。

 

式典の内容は似たような感じでM-Aではさらに、

U.S. Marine CorpsによるPresentation of Colorsというセレモニーがありました。

あとPledge of Allegianceというアメリカに忠誠を誓う宣誓のようなもの。

これは公立校ならキンダーの時から毎日やると昔は耳にしましたが、

今はそんなに目にしません。

宇宙戦艦ヤマトのように胸に手を当てて宣誓するので

ちょっとかっこよくてやってみたいですが、何言ってるのかさっぱりです。

子供達は当然のようにできます。

パロアルトの中学の卒業式ではやりましたが、高校はありませんでした。

一部のアメフト選手がこれを拒んでいて話題になっているものです。

 

M-Aの方が少しフォーマルです。

さらに卒業生のスピーチも5人と多い。

時間も長かったようです。

 

うちの子の仲のいい友達が何人かいるので、お祭り気分で参加して帰ってきました。

賑やかで楽しかったそうです。写真を貼ったポスターも作ってあげてました。

 

学校としての平均スコアは低めかもしれませんが、

それでも州の平均よりはずっといい学校ですし、

友達のお兄さんはこの学校からハーバードに入学しています。その妹が今年卒業。

うちの子よりはよっぽどいい大学に進学を決めています。

同じように課外活動をして、

夏休みは同じようなキャンプにここ数年行ってるんですけどね。

子供は似たように見えるけど、親の違いですかね。

あちらはお母さんがハーバードとスタンフォード、

お父さんはイェールとスタンフォードを卒業しています。

長い受験活動をうまく誘導していたように感じました。

 

またどんな学校でもトップにいると大学受験には有利なようです。

高校で突然イーストパロアルトに引っ越した親子がいて、

今では子供がUCバークレーに通っています。

 

来週まで学校のある市が残っていますが、

これでシリコンバレーのほとんどの学校が長い夏休みに入るのではないでしょうか?

 

 

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

Graduation・・・高校の卒業式の続き

高校の卒業式は大規模で生徒のガウン姿が雰囲気を盛り上げます。

配られたパンフレットに一人一人のAwardが羅列されていた事に驚いたという話までしましたね。

 

卒業式当日は抜けるような青空の下、

思い思いの格好をした親たちが

広大な敷地にびっちりと並べられた白いパイプ椅子に座り、

野外フェスティバルのような自由な雰囲気の中、式典が始まりました。

 

まずは生徒入場。

私は入場口に近い後ろの方だったので、

チャンスと思い一番後ろの境界まで歩いて我が子を見つけようとしました。

無理でした。

飾り付けをしてるとはいえ、数百人が同じガウンを着ています。

てっきりアルファベット順に並んでいると思ったので、

子供のいそうな場所を目を凝らして見ましたが

近眼+老眼も手伝ってか全然全く見つけられませんでした。

席上から望遠カメラで狙っている主人も、

チェアの上に立ってスクリーンをモニターしながら探していた

若さあふれる希望の星・下の子も全敗です(涙)

 

恐らく私たちの席のエリアはみな似たり寄ったりだったと思います。

みんななんだか静かでした。

隣の席は、恐らく高校の生徒達だったと思うのですが、

数学のプリントを持ち込んで問題を解きながら参加していました。

次の日が高校のファイナル試験の最終日です。

さすがシリコンバレー。

 

さて、会場ではまずはバンドの演奏。

 

次いで国歌の斉唱。これも私は歌えないし、そんな親達は多数。さっくりと終了。

 

校長先生のお話。

なんだったかなー忘れちゃったけど、そんなに長くなかったです。

今年は高校設立100周年なので、

君たちは記念すべきcentennialだねーって事を言っていたかも。

 

次いでASB President・いわゆる生徒会長のスピーチ。

ここは学校のいわゆるポピュラーな人気者のスピーチで盛り上がるイメージですが、

ちょっと違った。

話の内容が

Senioritis(長い受験を終えた後のシニア達の鬱状態のこと、過去記事にあります)

について。彼女の低い落ち着いた口調が会場を静かにさせました。

やはりシニアスランプは思った以上に深刻なんだな。

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

続いてオーディションで選ばれた子達のスピーチ。

一人目は黒人の男の子。

とても黒人らしい口調で、人種を強調した内容。

彼らのアクセントは私には普段難しいのですが、わかりやすかったです。

 

続いて女性三人によるフラダンス?

リゾートで見る腰をフリフリとは違うけど、

エリア的にはハワイ付近出身の女性達で、体も大きい!

とても落ち着いたダンスでした。

 

そしてラテン系で英語がわからないままPALYに転校してきて

頑張って大学へ進学する男の子のスピーチ。

先ほどの子と同様母子家庭。

忙しい母への感謝の言葉も散りばめられ、ありがちなストーリーかもしれませんが、

ちょっと涙しました。

一方で主人は不満げ。

マイノリティばかりでこれじゃあ白人は怒るだろ〜と言ってました。

 

そして栄誉あるViking Award、VikingとはPALYの生徒達に使われる表現です。

これは1名、シニア代表をやってくれる男の子。

この子は人気者で、本当によく働いてくれたようです。あ、白人登場です。

 

いよいよ皆さんお待ちかねの卒業証書授与。

人数が多いので、

名前を読み上げられたら壇上に上がって校長達と握手して、写真撮っての流れ作業。

壇上には10名以上は列をなす混雑ぶり。

証書はのちほど別の場所にもらいに行きました。

集まっている家族・親戚・友人は

お目当ての子の名前が呼ばれると盛り上げようと待ち構えています。

風船を持ち込んだり、ポスターを作ったり。

本人の顔写真を1メートルくらいに引き伸ばして持ちこむ人達もいます。

名前が呼ばれたら大声で声援をしたり、楽器を鳴らしたり。

カズーのような楽器も3種類くらい見ました。

紙吹雪が舞い散るクラッカーを鳴らした家族もいましたけど、

本人は遠〜い壇上で、どこまで聞こえたかは疑問です。

 

名前を呼ぶ順序がパンフレット通りなのかと思ったら、全然違う!

入場の時と同じように全然わからないのです。

後から聞いたら、別に座った順だから決まってないとの事。

次々と名前が呼ばれ始めましたが、

見える姿は米粒のように遠いし、いつかわからないし、

後ろの方の席はなんだかシラーっとした感じ。

せめてアルファベット順だったらうちの子の時だけ前へ行くとか準備できたのに。

うちの子の時にスクリーンを見ましたが、

写っているかどうかもわからないし、どこで何をやっているのかさっぱり!

後から写真を見て”あ〜こういう動きだったんだー”と確認しましたよ。

 

1時間ほどやっていたでしょうか。

ようやく全員の名前が呼ばれ、全員が席に戻り締めの言葉が流れます。

 

Cap tossの時間です!

 

あーやっぱりいいなー。式典途中はダレたけど、最後に卒業気分が盛り上がる。

遠くからアイフォンの望遠を目一杯使って録画しました。

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Cap toss

動画を上げられなかったので、スクリーンショットしました。遠いですね〜。

でも良かったよ。

みんな卒業おめでとう!!

Graduation・・・高校卒業式

ついにこの日がやってきました。

Graduation Day・高校卒業です。

これで義務教育が終わるのと、

アメリカではカレッジからは家を出るのが普通なので

本当に巣立ちの日です。

そして子供達のガウンと帽子が気分を盛り上げます。

 

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Cap decoration

卒業式は一家族に10枚のチケットが割り当てられました。

こちらもおじいちゃん、おばあちゃん、親戚、友達、色々と呼んで

自分の子供の名前が呼ばれたら大騒ぎをするので、足りない人たちが続出。

我が家は余った分をあげました。

 

当日は1時間前から”席取っておこうか?”と到着した人からテキストが入るほどの

場所取り合戦。

あきらめて15分前に到着したら、遠い遠い。演壇に立つ人が米粒のようです。

敷地内に大きなスクリーンモニターを設置してくれていましたが、

それすら良く見えず、まるでどこかの野外フェスにでも来たような雰囲気です。

 

会場では卒業生の名前を印刷したプログラムが配られました。

中を開くと、アルファベット順に並んだ名前の横に丸や四角のマークが並んでいます。

驚いた事にこれがAwards・賞の数々。

500名くらいの名前の横に誰が何の賞をもらったかが一目瞭然。

 

賞は全部で5種類。

1. Distinguished Scholar Award

2. First Generation College-Bound Student

3. Golden State Seal Merit

4. Seal of Biliteracy

5. Silver Seal Award

これだけ見てもさっぱり〜?

 

大半の子が2つくらいもらっています。

生徒は500人ほどいますが、4つ並んだのは一人だけ。

ゼロの子もちらほら。

この華々しい日に自分の子がリスト表示されていて、マークが少ないなんて、

遠方から親戚も呼んでるのにちょっと。。。という気分になりませんか?

だから驚きました。

でもこれってアジア系特有のネガティブ思考かもしれませんね。

褒め称える事はドンドンとするこちら流に考えれば、

こんなにAwardが付いてるわ〜とポジティブな風にしかとらえないのかもしれません。

 

中学では式典中にStudent Recognitionという項目が設けられ

頑張った子を表彰する時間があったのですが、

これはカウンセラーが

”リーダーシップ(生徒会)のメンバーは起立”

”音楽を専攻した人は立って”という具合にみんなを立ったり座らせたりして、

誰もが承認されるような工夫がありました。

個人名を呼んで褒め称える事がなかったのです。恐らく新しい流れです。

 

ちなみに小学校の時はいくつか”親切で賞〜”みたいな賞を作って

10名ちょっとに授与しました。これがいわゆるhonor・オーナーというやつです。

 

高校も式典で一人の子にAwardを授与しました。

これは高校シニアの学年代表をやってくれた男の子で、誰もが納得。

 

さて、プログラムに話を戻すと

1はどうやらGPAが3.5以上、(GPAの説明は過去記事をどうぞ)

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

2は親が大学を出ていなくて自分が最初の大学進学者

金持ちほど大学進学率が高いアメリカでは

親が高卒以下だと大学へ行くのが困難です。

受験方法もブログでシリーズ化するほど難しい。

だから自分が大学へ行く最初のジェネレーションだと高く評価されます。

 

3はコアサブジェクトと呼ばれる語学や数学などをバランスよく履修した人

 

4は英語以外の語学が堪能な人

 

5はリーダーシップ。中では一番名誉ある賞で、

この賞をもらった人たちは少し前に授与式とパーティーが行われました。

 

1と3の並んだ子が多かった。

 

2は高校が特に力を入れている分野。

みんなのボランティアで”みんなで大学へ行こう”的な活動を沢山しています。

授業料が無料の公立高校としては、まさにその役割を発揮すべきところ。

高校のカウンセラーに受験するテストの種類を相談をしようとしたら、

お金がなくて受けられない生徒がいる中でテストを受けるように勧めるなんて

私にはできないとまで言われたほどです。

その時は愕然としましたが、

こうやってパンフレットにチラホラと第一人者の名前を見ると、

学校も社会的に意味のある役割をしてるなって気分になります。

 

4はカリフォルニア州が定めた賞なのですが、

ラテン系などマイノリティの人たちが取りやすいから

高校も採用したのではないかなぁという気がします。

アジア系にとってもばっちこい!な賞です。

 

ちなみにパロアルトハイスクールからは43名が受賞、

もうひとつのガンハイスクールは何と179名、4倍以上です。

 

ちなみに我が子はフレンチを履修していてAPまで取れたので受賞しました。

さらに日本語でもAPを取ったので2枚証書が来ました。

2枚ゲットしたのは全パロアルトでも33名だけだそうです。

日本人率高し!中国人もね。

 

上に写真を載せましたが、パロアルトハイスクールでは

帽子に自分の進学する大学名などをデコレーションするのが主流です。

 

ガンハイスクールでは受験競争の加熱を危惧して廃止され、

生徒が思い思いのデコレーションをすると聞きました。

たとえば映画関連のメジャーに進むからフィルムのデコレーションをするとか。

 

PALY(パロアルトハイスクールの事)でも大学名以外のデコレーションをする人は

沢山います。写真の左はパックマンですね。なんでかな?

熱帯魚の育て方で何万人もフォロワーを持つユーチューバーの子は

帽子の上に水槽を乗っけてきました。式の最後に空中へ投げられませんね。

本の模型を並べている子もいます。

 

高校生はとにかくもう上手です。このギャラリーを作ったらいいのに。

うちの子も友達のお母さんがアーティストなのでそこへ行って手伝ってもらいました。

駄菓子屋の型抜きのように細かくフェルトを刻んで見事な犬の顔を作りました!

 

そしていよいよ式典が始まります。

長くなったので続きはまた後日アップします。

Promotion・中学の卒業式

パロアルトの公立学校は夏休みに入りました!

早い。

いつも早すぎてサマーキャンプを探すのに苦労します。

 

我が家では中学・高校と卒業式がありましたのでその様子をご紹介します。

まずは中学。

こちらではPromotion Ceremonyと呼ばれ、

式の最後に高校生として認められる宣言のようなものがあります。

小学校の卒業式もPromotion。彼らは中学生になるから。

Graduationと呼ばれるのは高校。義務教育から卒業します。大学もGraduationですね。

 

 パロアルトは年々生徒が増加して、会場となる学校の中庭ではもう狭いくらい。

敷地内のベンチに座りきれなかった親達が両脇に沢山いました。

席は詰めれば座れる所も沢山ありましたが、ギチギチは嫌なんでしょうね。

 

生徒達も

以前は一人一人時間をかけてCertificate・証書をステージ上で手渡されていましたが、

もうステージでは握手と写真くらい。

後からCertificateをピックアップしに行く形に変わりました。

生徒の名前も以前は学年担当のカウンセラーが全員の名前を呼んでいましたが、

名前は多種多様な上に間違ったら大変。

何百人もいるから、

カウンセラーは時間をかけて授業時間にリハーサルをしていました。

 

今年はアドバイザリーの先生(担任みたいなもの。

クラスがないので勝手に先生が割り当てられます。

だから授業も取ってなくてあまり知らない先生の事も有り。)

が自分の担当の生徒の名前を呼ぶ形に変わりました。

だから先生も壇上に次々と登場します。

流れ作業のように証書授与の式典が済みました。

 

あと生徒の余興ですが、

式典前の着席時にクラシックギターの演奏(これは上手だった)。

式典の途中に中国舞踊と女子二人によるカラオケ?でした。

これもオーディションにより選ばれた子。実力というよりもその勇気を讃えたい!

どうしたらこんな積極的な子供に育てあげられるのでしょう?

 

校長先生のスピーチ。自分の時は長い〜うざい〜でしたが、こちらはちょっと違った。

 

彼女はステージ上にギタリストを呼び、すぐに歌い始めました。

結構いい声だなぁと思っていたら、

急に子供達が一部立ち上がり一緒に歌い始めました!学校のコーラスの子達です。

これは良かった。曲もヒットチャートにあったポップスです。

その後、コーラスの子達がもう一曲。

 

締めて1時間半!偉い!

外で眺める方は長いのは結構つらいですからね。よくこの時間に収めました!

 

子供達は学校内で親達が準備したパーティーへと流れています。

これはオプションですが、毎年、親が本気で飾り付けをした

気合いの入ったパーティーなので大半の子が参加です。

今年はキャンプがテーマで、会場の外には

クリスマスツリーのようにデコレーションされた木々が並んでいました。

今年は結構高かった。50ドル近く。

中で子供達は食べ物、ゲーム、ダンス、フォトブースなどが楽しめます。

 

中学のパーティーでちょっと抜け出して

タバコやドラッグなどをする子が出るのを避ける意味でも、

中に入ったら終わる時間まで基本的に子供は外に出られません。

(でもカープールしている友達のお母さんは早く帰らせたいからと言って

堂々と早めにピックアップしていましたけどね。

うちの子も早く会場から出すために私は一筆入れました。)

 

今年もスカンクなのかドラッグなのか異臭騒ぎがあって、

先生や警備の人たちがグルグル会場近くを捜索していたようです。

電子タバコになるとこういう取り締まりは難しくなりそうですね。

 

夜の10時にはパーティーも終わり、子供達は夏休み突入です!

 

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Middle school promotion ceremony

証書授与の様子。結構いい席だったけど、写真に収めるのは難しい。

みんなそれぞれおしゃれをしています。

女の子はメイクしたり、サロンでドライヤーをかけてもらったり。

南太平洋エリアの人たちは民族衣装でレイなどを沢山ぶらさげたりします。

 

そして自分の子供の名前が呼ばれた時に親達が大声で声援します。

これも大抵ラテン系の人とかは元気。日本人はせいぜい拍手くらい。

中には楽器を持ってきて鳴らす人も。

高校はもっと派手になりますので、追ってアップします。

PALYの伝統を打ち破った決断

PALY・パロアルトハイスクールでは

毎年卒業生の進路を学校の新聞が名前付きで発表していました。

パロアルトハイスクールの看板新聞The Campanileの

最も有名な記事のシリーズとも言えるものです。

少なくとも1980年代から続いているそう。

 

最近ではThe Post-Paly Plans Mapと呼ばれる地図にもしていて

カーソルを動かすとどこの大学に誰が通っているかが一目瞭然。

このブログで紹介した事もあります。

 

 

エリート主義や不必要なカレッジ受験の加熱を煽っているとの意見が以前からあり、

ここ数年は議論が続いていたようです。

 

今年の編集者5人による決断で、その地図は掲載しない事になりました。

編集者はもちろん高校生です。

 

代わりに、今年はシニアや先生達の進路に関するコメントを掲載しています。

今年は大学受験の不正入試問題なども多くのショックを与えていて、

大学受験がとても話題になりました。時代の流れですかね。

来年以降、再び議論になるかもしれません。

 

ローカル紙の他、さっそくこんな所でも記事になっています。

www.insidehighered.com

 

親としては毎年楽しみにしていた記事ではあります。

ただ、いざ自分の子がシニアで名前の乗る立場になり、

進学する大学は子供に合った所なので満足してはいますが、

エリート校ではないので、なんだかちょっと複雑な思いもありました。

子供の名前を載せない選択をすると言っている親もいました。

 

子供達の新聞は

実は伝統の重さとかは何も気にしてないかもしれませんが、

それでも勇気ある決断だと思います。

 

という事で、うちの子の大学名は黙っていてもいいのね〜。

隠すつもりは全然ないけど気楽です(本音)。

【広域情報】ハリケーン・シーズンに際しての注意喚

夏休みを前に領事館からのシンプルな注意メールが来ましたので、

そのまま転送します。

余談ですが、サンフランシスコの領事館では明日

令和元年をお披露目するパーティーがあるそうですよ。

アメリカ人にも宣伝しないと!ですね。

 

【ポイント】
●北米(太平洋・大西洋沿岸地域及び南部地域),及び中南米(カリブ海沿岸地域)においては,毎年6月から11月頃までがハリケーン・シーズンとなっているため,関連の情報には十分留意してください。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2019C063.html

出発前には海外安全ホームページをチェック!
https://www.anzen.mofa.go.jp/

このメールは在留届を提出した方と「たびレジ」に登録した方に、配信しています。

※「たびレジ」に簡易登録した方でメールの受け取りを希望しない方は、以下のURLから変更・停止の手続きをしてください。
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https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

Baccalaureate...のバカっ!!(な私)

Baccalaureate

バカローリエ

ばかろうりえ

日本語にするとイマイチ〜。もうしつこいですね、このブログだけで3回目。

 

行ってきました〜。感動!!!

まだ興奮冷めやらぬ状態です。

 

バカローリエとは元はカソリックの宗教的なイベント。

イギリス発祥の厳かで神聖なるものだそうです。

高校やカレッジを卒業するシニア達を送り出すイベントとして

アメリカではとっても当たり前な行事だとか。

 

このブログで”タレントショー”とか”日本語だと変〜”って騒いでいた私に天罰です。

ジーンズで行っちゃいました!

下の子は出発30分前でも寝ていたので

スウェットパンツにロックバンドのドクロの絵が描かれたパーカー。。。

 

会場はカリフォルニアなのに皆さんオシャレ!肩出しフォーマルドレスもいましたよ。

ごめんなさーーーい!

会場は前方の真ん中のいい席をゲットしましたが、私たちの両脇は空席。

避けられてる???少し空いたお隣の席もアジア系でジーンズの両親。

向こうはスニーカー、私はフラットなバレエシューズ。勝った〜?、

いや、どちらもいけません。。。。

神を冒涜する気はありませんが、今更着替えられない。

 

その神聖なバカローリエのプログラムは

卒業生入場、生徒会長のスピーチ、高校コーラス隊による国歌斉唱とさらに2曲、

生徒の余興3つ、ゲストスピーカーによるスピーチ、締めのコーラス、

卒業生退場の流れ。

 

余興部分のビデオを過去に見た事があったので

タレントショーのようだとずっと思っていたのです。

 

これもオーディションによって選出されまして、

全部で20組ほどチャレンジしていました。

選ばれたのは、

1:ピアノとバイオリンのデュオ、

2:6名によるダンス、

3:ピアノ、バイオリン、チェロのトリオでした。

偶然にも3組とも馴染みがある子達です。

 

実は2はうちの子が入りました!

だから終わった今、ジーパンで浮いてしまった気分と一緒になって興奮状態です。

 

ダンスをしたのは小学校からの仲良しの子とそのスタジオの子、

学校のダンスチームの子、今同じスタジオの子、

ようやくみんな一緒に踊る事ができました!

即席チームですが、みんな小さな頃から踊っているせいもあって息もピッタリ!

盛り上がりましたよ。

 

おとといは友達の衣装のサイズ直しをなぜか私がしていました。

アメリカ人は裁縫をしない親が多いし、

オーディション結果が出てコスチュームを発注するまで時間が足りず、

業者に出していたら間に合わない(汗)

 

そして昨日はなぜか1のペアが我が家でリハーサルをしました。。。

我が家にはグランドピアノがあるからという理由。

娘と仲のいい男の子達で、

バイオリンの子の誕生パーティーをなぜかうちでやった事があります。

ピアノを弾いた子は日本語も話す日本通。

野球のスカウトで大学に進学しますが、

クラリネットもオーケストラのソロイストに選ばれた多才な子です。

選曲は坂本龍一の戦場のメリークリスマス!すごく綺麗でした。

 

ゲストスピーカーはQuizletという学生に人気のアプリケーション会社の創業者。

地元なのでそれなりにつながりがあるようです。

生真面目な感じの人ですが、所々にユーモアや対話を交えて、楽しいひと時でした。

ただのオタクではなく、こういう話術にも優れているのが、

こちらの理系の特色だと改めて感じました。

 

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Quizlet, CEO

壇上には常に手話の人がいて通訳していました。

歓声が大きい時は大きな身振りで、楽器の演奏時には楽器の真似をして

音がある限りずっと動いていなくてはなりません。結構な重労働ですね。

 

締めのコーラスは再び高校のコーラス隊。

クイーンのメドレーで一部踊り付き。盛り上がりましたよ。

Bohemian Rhapsody・ボヘミアンラプソディのオペラ部分の

”ガリレオ、ガリレオ♫”と連呼する部分で

生徒達の後ろから出てきたのが本名ガリレオ君。彼のソロへと続き、会場は爆笑です。

 

ガウン姿の子供達が退場した後は家族も合流してアチコチで写真撮影!

晴れてて良かった。数時間後には雨となりました。

娘は汚いジーパン姿のママともなんとか一緒に写真を撮ってくれましたが、

帰りはお友達の車で別行動。

中学の時は一緒の写真をすごく嫌がったのでそれよりは大人になりました。

今夜は我が家に友人を呼んで卒業式のキャップに

進学する大学の名前をデコレーションするクラフトをします。

もう少しの間、幸せな忙しさが続く予定です。