車で追突されまして・・・全損編

信号待ちをしていた所に後ろから車がつっこんできて前の車まで巻き込む3台の事故。

事故の直後から私の車が全損と認定されるまでの手順です。 

 

私の車と後ろの車はレッカー車でそれぞれ運ばれて行きました。

 

アメリカに来て事故は初めてではなかったので

事故の際にいくつか強く主張しなくてはいけないポイントを少し覚えていました。

そのうちの一つが、”修理工場は正規ディーラーを希望する事”。

 

保険会社は少しでも安く修理をしようとするので、

保険会社認証の小さい工場などで代用部品や手作り部品を使った修理をしたがります。

だから正規のパーツを使うように主張しましょう。

私の保険会社Farmer'sにはオプションで

”修理の際に正規のパーツを使う保険”というのがありますが、

そのプランに加入していなくても、自分が”純正で”と主張すれば大丈夫。

カリフォルニア州では自分の主張する工場で修理できるように

個人の権利が保証されています。

 

もちろん安く済ませたい人や味のある修理がいいわ〜という人はそのままでいいです。

 

レッカー車の運転手には、すかさず持って行ってもらいたい工場を主張しました。

 何故なら私の車は一年に2度もそこでバンパーを取り替えている。

一度目は今回と同じ場所で以前にも追突されて(ブログにも登場)、

その直後、いつの間にか後ろバンパーを当て逃げされていて、

2度目は自分の保険で直したのです。

自分は馴染みがあるし、相手にも私の車の記録がある。

 

実際はレッカー会社が自社に一時車を保管。

保険会社からの連絡を受けて指定の工場へ引き渡すという手順でした。

 

事故直後に警察官からレッカー会社の住所をもらっておくように勧められました。

私は現場でちょうど保険会社と電話中だったので、

電話越しに会社名を伝えてあったから大丈夫だと思ったのですが、

家に帰ったら自分の記憶が曖昧で会社名など頭からすっ飛んでいる!

今、自分の車がどこにあるのかなんてわかりません。

もらった名刺の住所にチェックマークがしてありました。

きっと後から自分の車がどこだかわからなくなる人がいっぱいいるんだろうな。

 

今回はすんなりと希望の工場へ車を運んでもらえました。

以前の事故の時は、まず相手方の保険会社が言う町工場で見積もりを取り、

そこで見積額のチェックをもらい

さらに自分の主張する工場へ行き

差額を追加で保険会社に請求するという順序でした。

 

その時、修理を担当したのがAutoNationという会社。

ここ、最近急成長してるように思うのです。結構強引な所です。

以前ブログにも書いた汚れのようなバンパーの傷で2千6百ドルも請求した所です。

当時、相手側の保険会社指定の工場の見積もりは967.86ドルだったので、

純正パーツを使ったとは言え倍以上の値段の違い。

 

今回も同じ担当者が修理の見積もりを出す事に。彼も私の車を覚えていました。

ここでも”純正パーツでお願い”と釘をさします。

 

1週間ちょっと待って出て来た答えが

"over threshold"

予算超過とでも訳しましょうか。

 

修理の見積もりが、車の流通価格のおよそ8割を超えた時、

その車は修理するに値しないと見なされ廃車となります。

つまり"totaled"=全損です。

 

彼らがパーツを一個一個外して調べた上で見積もりを出したのか

それとも最初からthresholdを意識して、

大雑把にこんなもんでしょって見積もりを作ったのかわかりません。

アメリカ人がひとつひとつパーツを外し、

それを直すという光景がなかなかイメージできないのですよ。。。って怒られるかな。

 

また純正パーツを要求せず、町工場に持って行ったら

thresholdよりもずっと低い見積額になって

自分の車は何ヶ月もかけて修理されて戻って来たかもしれません。

 

あれだけつぶれた車は、

直されたとしても強度が落ちてるから今後運転するのにも勇気がいります。

自分の車は気に入っていたけれど、廃車の見積もりが出て少しほっとしました。

 

"Totaled"廃車と決まった時点で初めて色々な保険作業が動き出しました。 

さて、長い長い事故後のいろんな処理。

続いては保険会社の動きについてまとめます。

 

事故の詳細はこちらを読んでね。

 

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

 

【広域情報】薬剤耐性(AMR)について

交通事故の長いブログが続いていた所に領事館からの短いメール。

そのままアップします。

 

●薬剤耐性(AMR)とは,抗菌薬(抗生物質,抗生剤)が効きにくくなる,または効かなくなることです。耐性菌が世界中で増え,一部の感染症では従来の薬では治らない,治りにくい場合が生じています。
●薬剤耐性(AMR)の拡大を防ぐために,抗菌薬を服用する際は,医師や薬剤師の指示を守って,必要な場合に,必要な量を適切な期間,服用してください。

詳細は以下のリンク先をご確認ください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2018C105.html

出発前には海外安全ホームページをチェック!
https://www.anzen.mofa.go.jp/

このメールは在留届を提出した方と「たびレジ」に登録した方に、配信しています。

※「たびレジ」に簡易登録した方でメールの受け取りを希望しない方は、以下のURLから変更・停止の手続きをしてください。
(変更)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/auth
(停止)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

※「在留届」を提出した方で帰国、移転した方は、以下のURLで帰国又は転出届を提出してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください

〔お問合わせ先〕
外務省領事サービスセンター(海外安全相談班)
〒100 - 8919
東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311 内線 2902

車で追突されまして・・・体調編

信号待ち中に後ろから突っ込まれて3台の玉突き事故。

自分も子供も外傷はなく

少なくとも現場で医療は必要ないと思っていました。

 

子供は素直にまっすぐ飛ばされ、まっすぐシートに引き戻される所を目撃したので

本人が大丈夫と言って普通に行動している以上は

何も必要ないだろうという思いはありました。

むしろ現場でテキパキと行動する姿に

”大きくなったな〜”と感慨すら覚えたりして・・・。

細かい事を言うと、むちうちとか心配ですけどね。

これからテストの点数が落ちないかな〜とかね。

 

子供と比べて、自分はただのデクノボウ。

事故直後はシートベルトの締め付けによる痛みと呼吸が苦しかった。

しばらく放心状態で、保険に電話したのも1時間以上経った後。

当初は体の震えと異常に高い血圧、

右手の震えが激しくペンを持てなかったので

左手で救急の書類にゆーーーっくりとサインをしました。

歩くのも立つのもままならない。ゆっくりとできるけどやりたくない状態。

 

帰りがけに左足の筋を違えたような筋肉痛の強いような痛みに気づきました。

なんで左足だったのかはその後も不明。この痛みは一ヶ月弱で消えました。

ブレーキを強く踏みなおしたのは右足なはず。

当日は何も出血はないし意識もはっきりしてると思い救急車を断ります。

実は意識ははっきりしてなかったというのは改めて文章で書いてみるとよくわかる。

後から思えば興奮状態だったんですね。

 

事故の翌々日、保険会社の人間から念のために病院へ行くように勧められます。

その時は大丈夫だと言ったのですが、

その大丈夫を証明する意味でも行った方がいいと諭され、

そこで初めてファミリードクターへ予約を入れました。

病院はしばらく行ってなくて面倒だし、

この時点では後ろの車に保険があるのかどうかもわからず自腹かもしれない

という思いもあり、割と渋々動いた感じです。

 

その夜になって初めて、左腕に軽い痺れがある事に気付きました。

事故の直後はショックから頭痛や気持ち悪さもあり、

体調に気を遣える状態ではなかったようです。

子供が飛ばされたシーンがフラッシュバックして、睡眠も食欲もいつもより少ない。

ずっと家で動いてなかったので身体中が硬直した状態でした。 

さらに翌日には左を中心とした腰の痛みにも気付きます。

 

事故は後から症状が出ると言いますが、私の場合は後から症状に気づくという感じ。

体の左側がとにかく硬直していて、肩こりもひどい状態。

 

これではいけないと思い、6日目におそるおそる ジムへ行ってクラスに出てみました。

案外いつもと同じように動けたと思います。

ファミリードクターの前にもジムへ行き、サウナで体をほぐしてから受診。

 

ドクターでは事故のチェックアップという事で

背中の開いた検査着に着替えて、ひととおりの体の機能検査をしました。

外傷はなく、身体中がバッキバキだと言う事で勧められたのが、

カイロプラクティックか鍼。

違いがわからなかったので、鍼にしました。骨をバキバキやるのが怖かったし。

日本人かそうでない所かどっちがいいか聞かれ、それも希望がなかったので

家から近い方の鍼を紹介してもらいました。

正直、ちょっと失敗!

 

アメリカではカイロプラクティックの方が厳しい基準があり、

骨をバキバキやっていいのはこちらだけだそうです。

カイロはレントゲンも撮影できます。

 

私が行った所は韓国人経営の鍼ですが、

こちらでも初日にバキバキやられてしまい(違法)、

痛くなかった右側の腰の筋肉を痛めました。

でも鍼を打った瞬間、身体中があったまるのを実感。

その日の帰りはめまいがして心配するほど、血の巡りが良くなったのがわかりました。

あとアメリカでも認知度の上がって来たカッピング。

これも最初の2回は効果がわからなかったのですが、その後から違いがわかるように。

中国式のマッサージは正直痛いし怖いし、つらいのだけど、

帰りには体が別人のようなのでほぼ毎週二ヶ月通いました。

懲りも少し良くなったようです。

運動やサウナも続けているのでその効果もあるけど、診療所に行く方が効果は大きい。

 

鍼の人は終始、

”事故保険はまずおりない””弁護士を通さないと払われない”を繰り返し、

あまり歓迎ムードではありません。

この時点では追突してきた側の保険担当者と何回か話しをして、

彼らが払うから連絡先を診療所に渡すようにと言われていたのですが、

それでも初回分は私が払い、保険がおりなかったら自分が払うと繰り返し通いました。

 

お金を払った初回だけは更年期に効くという漢方のお茶を持ち帰らせてくれました。

これは結構おいしかった。

成分は詳しく教えてくれなかったけど、

高麗人参とターメリック、ミントフレーバーも少しあり。

2回目以降はもらえなかったのが残念です。

 

体のコリはどこからが事故でどこからが加齢が原因だとか正直わかりません。

体が治ったというのではなく、6回1セットで精算する事に。

あとは保険の出方次第という事だったのですが、

これ以上、ここに通うつもりはありません。

 

鍼は初めてだったので腕がいいとか悪いとか良くわからなかったけど、

回を重ねるうちに

この人はそんなに得意ではないのではないかという気がしてきました。 

行けば血行が良くなって体調が良くなるのは確実なんだけど、

マッサージも苦しいし。

保険云々言われるのも面倒臭い。

 

極め付けは、治療院から保険への水増し請求。

彼らは実際の額の3倍以上を請求していました。治療時間も料金も水増し。

問いただすと、Cash priceとInsurance Priceの2種類の額を設定できるからとの説明。

(カリフォルニアでは無保険者が多いので、そういう人には現金価格で安く提供、

保険のある人には高い額を設定する事が医療機関に許されています。

保険があるとより高くつく可能性があるのです。)

2種類設定するのは合法かもしれませんが、この差は何?

施術時間のごまかしだっていけませんよー。

経理担当者の威圧的な態度や急に愛想よく豹変するあたりにも不信感いっぱい!

私の事故に関連する治療はこれでおしまいです。

 

事故の後、体調に影響があったらmedical diary・体調の記録をつける事を勧めます。

こちらではいろんな事に時間がかかるし、信用がおけない。

私のように知らない診療所に通う際にも記録があると助かります。

弁護士をたてていたらきっとこの辺はうまく立ち回っているに違いありません。

 

今はカイロに興味あり。これに懲りずに今度は自費で新しい所を開拓してみたいです。

 

 

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車で追突されまして・・・救急車が呼ばれた編

信号待ちで止まっていたら追突されました!

以前このブログに追突事故の詳細をアップした時と同じ場所で

1年も経たないうちに、再び前方不注意の車につっこまれたのです。

今度は全損!

前回は大きなSUVで高校生のお母さんが運転、相手側は損傷ほぼなし。

今回は小さな電気自動車で高校生の男の子が携帯操作をしていたための追突。

でも速度が違う!私の車は気づいたら更に前の車にぶつかるサンドイッチ状態。

後ろの車と私の車は廃車。

救急車が呼ばれ、道路は反対車線も含めて一時閉鎖です。

 

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

さあて、何から書こうかしらというほど、事故に伴い諸々の事が発生しています。

なにしろ前回の汚れのような車の修理に1ヶ月半を要したのですから、

今回はまだまだ手続き半ばです。

ここでは事故の詳しいいきさつを。

後日、保険や車の手続き等をまとめてアップします。

 

当日は子供の習い事に行くために信号待ち。

信号で左折するので少し左寄りに止まり、左脇から進めないか考えていた所

(左に体を傾けていた)何かが発生。

 

正直自分は冷静に頭に記録していないのです。

 

横の助手席にいた子供が一瞬ふわっと飛び、

シートベルトの緊急装置でガッとシートに引き戻された瞬間を一部始終見ています。

(このシーンがのちのちプチPTSDとなり

プチ不眠とプチ食欲不振の原因になるのです。

プチとつけたのは、でも寝ました&食べましたという事で。)

 

なぜか車が浮いて前の車にぶつかっていたようなので

反射的に右足のブレーキをさらに深く踏んでいました。

 

自分は右に傾き、やや下向きに宙吊り?っぽい形で止まっていて、

シートベルトの圧迫感で息苦しい状態。

大声で悲鳴をあげていました。この声に萎縮してか子供は終始寡黙でした。

エアバッグは作動しておらず、

ハンドルから焦げ臭い匂いと煙が漂っているのが見えました。

 

自分の車の非常信号装置が働いたようで、

すぐに車のスピーカーから誰かが話しかけて来ました。

正直、私は息が苦しくてろくに会話ができなかった&英語だったので、

子供が全てやり取りをし、警察と救急車が呼ばれました。

私、”は〜”とか”ふ〜”とか、ひたすら横で雑音。

 

この時点でもまだ後ろに車がいた事は把握してなかったと思います。

前の車も動かず、誰も出てこない。

 

通りすがりの車がすぐに駐車して親切に様子を見にきてくれたのですが、

私は会話したつもりが相手の話をまったく聞いておらず、

同じ説明を2回させていました。

〜教訓:貴重な目撃者には連絡先を聞いておきましょうね。〜

 

現場は消防署から2ブロック。速攻でサイレンの音がしました。

それと前後して、後ろの車の高校生が"Sorry~"と言いながら出て来ました。

そこは覚えていますが、自分たちがどう対応したか覚えていません。

たぶん無言だったと思います。

 

大きな消防車が真横の反対車線に止まり、救急隊員がまっすぐに私の所に来ました。

何か答えなくっちゃと思い窓を開け

”大丈夫だからしばらくここに座ってていい?”と言ったのを覚えています。

どこも痛くないけど、動きたくなかったのです。

救急隊はつけっぱなしだったエンジン・電気系統を切ってくれました。

〜教訓:エンジンのかけっぱなしは危険です。

 

現場の写真を撮らなくっちゃと思い、これも子供にやらせます。

車が左に寄っていたため、右側の助手席側は損傷が大きくてドアが開かない。

後ろのドアから子供に下りてもらいます。

〜教訓:子供の年齢にもよりますが、子供に撮影させるのは勧めません。

証拠写真にするにはマトのずれた写真だけが残ります。

 

どのくらい時間が経ったでしょうか。

いつの間にか救急車とパトカーも止まっていました。

一回りした救急隊が戻って来たので

いいかげんに車を降りなくっちゃと思い外に出ます。ゆっくりとしか動けません。

体中、特に手先が震えています。

なんだか座りたくて、そのまま葉っぱだらけの歩道にしゃがみこみました。

(あ、これよく見る光景。

事故現場で車のすぐそばに当事者が途方に暮れて座っている。これ私だ〜。)

 

救急隊は私のバイタルチェック。

だいぶ自分は落ち着いたと思ったのに、見た事もないような高い自分の血圧を見て、

思わず”この数値を写真に撮らせて下さい”とアホなお願いをした私。

どこも怪我してないと思ったので、救急車に乗るのを断りました(高いしね)。

その際、乗らない決断の書類にサインをしなくてはならなかったのですが、

右手が使えず、震えながら左手で、ものすごーーーくゆっくりと記入。

震えて読みづらい汚い字。

救急のお兄さんたちは終始ナイスでした〜。

〜教訓:救急隊とはもっと実りのある会話をしましょう。

事故の状況とか自分の体調とか、事故処理とか。

少なくとも彼らは若くてカッコイイですから。

 

子供からの連絡を受け、主人が到着。

うちの子は普段から寡黙で言葉足らずな上に、日本語が得意ではありません。

電話を受けた主人(日本語主流)は事故の詳細を質問するも良くわからずじまい。

3台の真ん中だという事と救急車が呼ばれたという事だけは確認。

電話はつなぎっぱなしだったのですが、私は救急隊と取り込み中で

話す事ができないままで、現場に到着するも道路閉鎖で中にも入れず。

さぞかしヤキモキした事でしょう。

〜教訓:子供の日本語教育はサボらずに徹底しましょうね。

 

来てすぐ、連絡先の交換等を主人がやってくれていました。

衝突して来た高校生もお母さんが速攻で到着してたようです。

 

警察と救急隊に囲まれてしゃがみこんでいる間にも高校生は謝りに来ました。

当事者同士の会話はあまりしたくなかったので手短にコメント。

救急隊も”Those things happen"と言って受け応え、彼に背中を向けてくれました。

 

正直、彼に対する怒り等の感情は直後からありません。

現場で早々に高校生と聞いていたので、自分の子供と同年齢だし、

”頼むよ〜”という気持ちが一番近い。

彼が一人でオロオロしてる姿や途方に暮れている姿も目撃してるし、

警察官は”彼が泣きながら反省してるよ”とあとで教えてくれたし、

どうも親から子への目線で考えてしまいます。

  

調書がひと通り終わった後、ようやく

自分も動かなくっちゃと思い保険会社に電話をします。

この時に、左足がなぜかひどい筋肉痛のようになっている事に気づきました。

 

電話をしている最中にレッカー車がやってきたので

てっきり自分の車を持って行ってくれるのかと思い保険会社に実況中継していたら、

あらら、後ろの車だけ。

おまわりさんに言ったら、”えっ自分の車に乗って帰れば〜”ととぼけたセリフ。

前も後ろもボッロボロで、車のエンブレムが下に落ちてますよ。

タイヤにボディが食い込んでるし、そりゃ無理でしょ?

・・・という心の声は押し殺し、子供みたいに運転したくなーいと言ったら

すぐに無線で呼んでくれましたけどね。

主人がいつの間にかトランクの中の荷物やらすべて回収してくれていました。感謝!

 

自分の車のレッカー車が来る頃に後ろの車のあたりは砂をまいて道路の清掃を開始。

この作業がアバウトなので、

事故後もしばらくは付近に砂とキラキラ光る自動車の部品が残っていました。

付近を通るたびに”あ〜これは私の愛車のパーツかも”と虚しくなるのでした。

 

アメリカで道路を走っていると

よく道端にバンパーやらタイヤやら車のパーツが落ちてますが、

こういう事なんですね。ちょっとは片付けた後なのでしょう。

 

現場処理が終わり3人でとぼとぼ歩き出したら、遠くの信号で

パトカーを横付けして通行止めにしていた警察官が交通整理をしていました。

声を振り絞って心からのサンキューを伝え、その日は帰路についたのでした。

 

長くなりましたが、これが事故の時系列です。

当日は落ち着いて自分はなんて事ないと思ってました。でも全然違った。

 

後ろから衝突されたって気づいたのも遅かったし、

周りの人にいろんな事をまかせっきりで自分は動けてなかったし。

事故車の車種すら把握してませんでした。

警察が動いてるから安心してしまったのかもしれません。

しか〜し、ここはアメリカ。自分で動かなくてはいけないんですね。

 

警察からのPolice Report・調書が2ヶ月もかかったのです。

これもしつこくリクエストを入れたので見せてもらえましたが、

黙ってたら誰も教えてくれなかったと思います。

Police Reportは大抵時間がかかるもので1ヶ月は覚悟との事。

担当したAtherton警察は比較的暇なお役所だそうで(高級住宅街で規模が小さい)

保険屋さんが急ぐようにとのリクエストも出してくれていたのですが。

それでもこんなに待たされました。

 

これを見て初めて後ろの高校生が携帯をいじっていた事や前の車の情報、

現場の状況や判断などがわかりました。

 

体はどこも痛くないと思っても後から出て来るというのは本当の話。実感。

そして私の場合は精神的なダメージが大きかった。。。 

後日、全損編、保険手続き編、体調編、まとめ編と続けますよ〜。

 

 

神秘的な夕焼けだけど・・・

夏至を過ぎたばかりの一年でも最も昼間が長い季節。

夕焼けが見えるのは夜8時を過ぎてから。

 

またしても不思議な色の夕焼け。

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これはレイリー散乱によるもの。

今度はオークランドの少し先、コンコードというエリアで火事があり、その影響。

避難命令が出されています。

ナパで大規模な火事があった後の空はそれはそれは真っ赤でした。

赤というよりもショッキングピンクや紫。

過去記事はこちら。

siliconvalleyway.hatenablog.com

 

間も無くJuly 4thの祝日。

この前後はバーベキューをしたり花火を上げるのが常識です。

 

あ、花火は違法ですよ。

きちんと許可を取って花火をあげているイベントの他にも

あちこちで個人であげる人が出ます。

〜うちの裏の人とか。あれ、近過ぎて心臓に悪い!

 

昨夜、高速道路を走ってたら2箇所できれいな打ち上げ花火があがってて

運転にドキドキしながらも楽しませてもらいました。

またどさくさにまぎれて銃を撃つ人もいるんだとか。

ご近所さん達のSNSはその話題で沸いています。

 

おかげで今朝、自分の車は灰だらけ。

たぶん山火事ではなく、スタンフォードのゲームであげた花火の燃えかすです。

 

長らく雨が降っていなくて空気はカラッカラなので

延焼なんて事にならないといいですが。

神秘的な夕日を見ながらも、ちょっと複雑な気持ちになります。

 

 

ラーメン屋さん上陸!

アジア系レストラン砂漠のパロアルトに嬉しいニュースがまた一つ。

ダウンタウンにラーメン屋さんがオープンするそうです。

 

ラーメン凪。

新宿発祥でアジア圏にも展開しているお店で、U.S.第一号店がパロアルト!

嬉しいじゃありませんか。

 

すでにyelpでは好感度の高い評価が寄せられています。

本格オープンは26日、もうすぐだ!

 

https://www.yelp.com/biz/ramen-nagi-palo-alto

 

ここ最近はラーメン屋さんがあちこちにオープンしていて、

以前はうどんみたいな太い麺のラーメンばかりだった所に

バラエティが増えてきました。

昔は麺を作る工場が皆、一緒だったみたいです。

日本風ラーメンは中国人のハートをすぐにつかみ、どの店も大抵繁盛してます。

2時間待ちだから、朝、整理券をもらってまた家に帰るとかしてまで食べる人も。

シリコンバレー自体に人が増えているので、

レストランは総じて景気がいいように見えます。

 

こちらのラーメンはまだ日本とは風情が違います。

まず猫舌の人が多いです。

レストランでアッツアツのものを出してやけどさせると訴えられる可能性があるので、

少し冷ましてから出すお店もあります。

仕事がいい加減で冷めちゃっても平気で出す人とか。

フランス料理とかは温かく出す事に気を遣いますが、

アジア料理ほど熱くないですもんね。

 

また麺は柔らかい物が主流で、パスタもうどんのように柔らかいです。

アルデンテという単語は存在していないと思われます。

イタリア人も多いんですけど残念です。

近くにパスタを固めに茹でてくれるイタリアンレストランが一軒あって、

そこは日本人率が異常に高いです。

他のイタリアンレストランも色々行きましたが、みな柔らかい麺でした。

何店舗かで硬く茹でてくれと言ってみましたが、

全然通じないので、もうその努力すらしなくなりました。

 

食べきれなかった物は"to go"と言って持ち帰るのが普通なので、

ラーメンでも平気でお持ち帰りします。

 

(私、日本の大学で持ち帰りは"doggie bag"って習ってたので、

しばらくの間、ドギーバッグ、プリーズって言ってたんですけど、

どうも反応が怪しい。

”あなた、犬なんて飼ってないでしょ”って知らない店員さんに笑われたり。

どうもカリフォルニアではそんなこじゃれた表現は主流じゃないようです。

皆さん素直に "to go" "box" などと言ってます。)

 

アメリカは肉大国。カリフォルニアは野菜も豊富。

pokeブームなどもあり、シーフードは大分定着してきましたが、

まだまだ受け付けない人も多いです。

魚を扱う店はご近所の理解を得られなくてオープンまでにすごく苦労するんだとか。

皆さん、衛生状態や匂いを気にするそうです。

 

ここのラーメン凪はすっごい煮干し出汁らしいので、

どこまで理解してもらえるか。頑張って欲しいです。

 

 

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Taro San Japanese Noodle Bar・新規開店予定

また新しい日本食屋がオープン予定です!

今度はうどん屋さん。

あと2週間ほどでスタンフォードのショッピングセンター内に開店!

名前がいいですね。”たろうさんヌードルバー”。

場所柄お高いうどんになりそう。

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http://www.simon.com/mall/stanford-shopping-center/stores/taro-san-japanese-noodle-bar

 

メンローパークのダウンタウンにも近頃、相次いで2店舗和食屋さんができました。

32 Farlenheit Japanese BistroとKyosho Sushi。

https://www.fahrenheit-32.com

https://www.kyoshosushi.com

 

どちらも経営は日本人ではありませんが、それなりに頑張っています。

32 Farlenheit...はフュージョン寿司、Kyoshoは割と職人気質な寿司を出します。

 

Cupertinoなどの南エリアに比べると

パロアルトの辺りはまだまだアジア系のレストランが少ないので、

日本人経営でなくても醤油系の味が楽しめる店が増えるのは大歓迎!

あとは弁当屋さんが欲しい!RF1さん、カモーン!!